ハーブ・ナスタチウム ガーデニング知識
No.13
ハーブ・ジャーマンカモミール

ガーデニングに関する知識や知恵・技(わざ)を記述します。
皆さんの知恵と技もぜひお聞かせください♪

ハーブの栽培と利用

  

◆【ハーブとは
香りのある植物をハーブといいますが、もともとは野草であるので生命力が強くとくに栽培が難しいということはありません。

  

◆[場所と土]
●地中海沿岸地方原産種が多く日本の梅雨から夏の高温多湿の気候に弱いため蒸れないように管理します。
●日当たりと風通しのよい環境をつくり水はけのよい土壌で栽培します。盛り土をしたり地面に傾斜をつけたりして水はけをよくします。
●用土は粒状の土と腐植質の混合割合などを考慮しするとともに、ときには有機質肥料なども加えて土作りをします。
●夏越しには西日があたらないようにすることも大切です。地温が早く下がり株の蒸れを防止します。

  

◆[水と肥料]
乾燥気味に育てることが基本です。ただし、セリ科のハーブなどは水がきれないように注意します。
●肥料は元肥には窒素分を控えめにした有機肥料を施します。多年草には寒肥えと花後のお礼肥を施しますが、本来ハーブは肥料分の吸収力が強いため一般的には肥料を控えめにして栽培します。

  

◆[病害虫]
●通常ハーブは飲食に利用するため農薬は使えません。株間を広げ枝を透かして風通しをよくします。
●茎葉につくアブラムシは見つけしだい指先でつぶします。葉に食害があればチョウやガの幼虫のしわざです。夜行性のヨトウムシにもご注意ください!

  

◆[手入れ作業]
多年草で春から夏にかけて開花するものは、花後に株を刈り込み、風通しをよくして夏を過ごします。秋に開花するものは、晩秋に株元から枝や茎を切り取ります。
●株元に行うマルチングは、夏期には土の乾燥や地温の上昇を抑え、冬期には霜柱や凍結から根を守ります。また、水やりや雨による泥はねも防止できます。
●寒さに弱いハーブは秋に鉢上げを行い、軒下や明るい室内で越冬します。

  

◆[コンテナ栽培]
●用土は粒状の土を主体に腐葉土やバーク堆肥を2割程度(腐植質に富む土壌の場合は5割程度)混入します。肥料は元肥として緩効性肥料を土に混入するか置き肥をします。
●鉢の底から根が伸びだしてきたら根づまりの徴候ですので植え替えの時期です。
●コンテナは長雨が続くときは軒下に・・夏には午後の日よけ・冬には防寒のために・・置き場所を工夫しましょう。

  

◆[収穫と利用]
●料理、サラダ、ティーに生葉を利用するときは、生長期に軟らかい葉を摘みます。エディブルフラワー(食用花)として利用するときは、開花直後の新しい花を摘みます。
●精油成分がもっとも集積する時期は開花期で、茎葉はややかたくなりますが乾燥保存するための収穫期です。開花初期の晴れた日の午前中に葉や花を収穫します。
●収穫後陰干しして十分に自然乾燥したもの(ドライハーブ)は、酸化しないように密閉容器に入れて冷暗所に保存します。ドライハーブはポプリやサシェに利用します。
ポプリ:花にハーブやスパイス、香料を混ぜポットのなかで熟成させた香りのこと。
サシェ:手芸綿などで作った布袋にミックスしたドライハーブの粉末を摘めた香り袋のこと。

  

◆【本ホームページ上の関連記事
本ホームページに掲載の「ハーブに関連するページ」はつぎのとおりです。
●ティータイムハーブの寄せ植え作り
●ティータイムキャンドルのハーブガーデン作り
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