ラッパスイセン ガーデニング知識
No.9
クロッカス

ガーデニングに関する知識や知恵・技(わざ)を記述します。
皆さんの知恵と技もぜひお聞かせください♪

秋植え球根の栽培

  

◆今秋、スイセンの球根・19種類86球を小庭のリンゴ樹下に植え付けました。甘い香りを放つ香り水仙、バラを思い起こさせるような八重咲き水仙、バランスのとれたシンプルな美しさをもつカップ咲き水仙、一つの茎からたくさんの花が咲く房咲き水仙、長いカップがまるでラッパのようなラッパ水仙です。スイセンやスノードロップなどは秋から春に日がよく当たり、夏は半日陰になるところを好みます。
◆秋植え球根はこのほかに、ムスカリ、クロッカス、フリージア、ヒアシンス、チューリップ、ユリ、球根アイリス、春咲きグラジオラス・・と本当に多くありますね。お気に入りの球根を植えてみませんか。栽培のポイントをご紹介しますので参考にして下さい。


  

◆【植え付け時期
種類によって多少異なりますが、一般には10〜12月が適期です。寒さに弱いものは遅く植え、芽が伸びる前に越冬させます。また、寒冷地では少し早めに植え付け、フレームや室内で育てれば安全です。
◆【場所
一般には日当たり水はけの良い所を好みます。グラジオラス、クロッカス、フリージアなどのアヤメ科の植物は連作を嫌いますので、この2〜3年アヤメ科の植物を植えたことのない場所に植えます。
◆【用土
肥沃で通気性に富み、適度の保水性のあることがポイントです。元肥として化成肥料[60〜80g/平米]を施します。さらに堆肥と苦土石灰を施すとなおよいでしょう。地植えでは腐葉土を混ぜ深く耕しておきます。鉢植えでは赤玉土6腐葉土4くらいの割合がよいでしょう。
◆【植え付け深さ
植え付け深さは球根の高さの1〜2倍、植え付け間隔は球根の横幅の3〜4倍にするのが一般的です。ユリの場合は深植えがポイントで、植え付け深さは球根の3倍くらいにします。
◆【水やり
地植えの場合はあまり必要としませんが、乾燥が続けば時々与えます。冬期はやりすぎないように注意しましょう。特に寒さに弱い球根は半乾燥状態にて越冬させます。鉢植えの場合は土表面が乾いたら与えます。
◆【施肥
追肥として芽が出始めたら速効性の化成肥料を少量施します。蕾が出てくるまでの生育前半期には、葉や茎の生育に必要な窒素、花色を美しくするためのリン酸が必要とされます。そして、花後の生育後半期には、球根の肥大期にあたりカリが要求されます。
◆【開花後の管理
花がしおれ始めたら早めに花首から摘み取り、結実させないようにします。花後には追肥として液肥を月3回くらい与えます。6月ごろ葉が黄変してきたら球根を堀り上げ、日干しにします。乾燥させない種類もありますので注意しましょう。秋まで冷暗所で保管します。ムスカリ、クロッカス、スイセンなどは地植えの場合は2〜3年植えっ放しでもかまいません。
◆【病虫害の予防
病気にかからず健全で丈夫に育てる最大のポイントは、日当たり、通風をよくし、過湿や乾きすぎにならないように適切な潅水を行うことです。次に肥料は、窒素だけをたくさん与えるのではなくバランスよく施します。球根栽培で最も発生しやすい害虫はアブラムシですが、これはウイルス病の原因となりますので、発見次第すぐに殺虫剤で駆除しましょう。
◆【冬越しの方法
寒さに弱い種類では降霜前に室内に取り込み、寒さに強いものは十分に寒さに当てておきます。秋植え球根は一般には夏は休眠し、冬の寒さに十分遭うとしっかりと成育し開花します。鉢植えは冬期の乾燥に注意しましょう。
露地で越冬できるもの:クロッカス、スイセン、ムスカリなど耐寒性が強いものです。
霜除けが必要のもの:春咲きグラジオラス、フリージアなど耐寒性が中のものです。
室内での管理が必要なもの:トロパエオラムなど耐寒性が弱いものです。

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