ツツジ ガーデニング用語解説
No.3
サクラ

ガーデニング用語を解説するとともに、用語に関する育成上の知識を記述します。
ごいっしょに勉強しませんか♪


みどり摘みめくら摘み

  

◆春にマツの新芽が棒状に伸びきったとき、みどり摘みを行います。みどりとは、棒状に伸びきったマツの新芽のことで、これは、その年に伸びる枝の節間の長さを表しています。みどりが長いと、節間もそれだけ長くなる。枝間隔が自分の希望する長さになるようにするために、みどりを摘み取ることが必要です。

  

◆みどりの先端が摘み取られたために、上にいくことができなくなった養分が、新しい葉にある生長点に集り、その結果、葉の間の生長点が伸びはじめ、これが秋枝となって枝分かれします。
みどり摘みのもうひとつの目的は、年2回枝分かれをさせて、小枝ぶりを早くつけることができることです。

  

めくら摘みとは、みどりを元から全部摘み取る方法で、上方の枝など新梢の発生を少なくしたいときに行います。また、新梢を発生させたい前年生枝の途中をハサミで切断する場合も、めくら摘みということがあります。


モミアゲ

  

◆「葉刈り」・「古葉とり」ともいいます。
モミアゲは、過繁茂状態になった前年の葉(古葉)を刈り取ることです。どの枝に対しても受光量を均一にしてやり、下枝まで日を通すことが目的です。また、通風が悪くなるとアブラムシやカイガラムシが発生しやすくなり、その結果、スス病が発生しやすくなります。

  

◆モミアゲの1回目は、通常、みどり摘みと一緒に行い、古葉の約3分の2を刈り取る。さらに、残りの古葉や春から秋までに伸びる葉ぶりの悪い葉を、秋から正月にかけての2回目のモミアゲで刈り取ります。年2回のモミアゲによって、色鮮やかな葉を正月に眺め、新しい気持で新年を迎えることができます。


潅水

  

潅水(かんすい)は専門用語で、日常的には水やりといいます。
鉢植えの潅水はむずかしい。「水やり3年」という言葉どおりである。植物の生育状態を観察して適量を適切な時期に・・が基本です。

  

◆「鉢の表土が乾いたら」・「鉢の表土を指先で触ってみる」・[春から秋の生長期には水不足が禁物]・「多肉植物は水を控えめに」・[花木盆栽は7月〜8月には潅水を控えめに(ウメ・カイドウは特に)]・[潅水は午前中に]・[潅水の量は鉢底から流れるくらいたっぷりと] ・「蓮口のついたジョウロで静かに与える」


植え付け植え替え定植仮植

  

植え付け
新しい草花や樹木などを、地に植えたり(地植え)、鉢に植えたり(鉢植え)することです。
[落葉果樹は落葉後秋植え、寒冷地では3月までの春植えを]・[常緑果樹は4月中旬〜4月下旬&梅雨期に]・[地植えは植え穴を大きく]・[有機質に富んだ土壌に]・[支柱を立てる]・[樹木は枝葉を少し間引く]

  

植え替え
鉢植えの草花や樹木を同じ鉢や一回り大きな鉢に植え替えることです。
[鉢が木に対して小さめのものや木の生長が早いものは毎年植え替える]・[果樹など鉢が大きめのものは2年〜3年に一回植え替える]・[植付け後初めて果樹が実を結んだ翌春に植え替えを]・[2月下旬〜3月末花の開花後に植え替えるのが常識]・[ボケやボタンは10月〜11月に行う]

  

定植
草花や樹木を、庭や花壇の所定の場所に植え付けることをいいます。所定の場所とは、定植した植物が定植後もよく育ち、庭や花壇の美観を向上させ、人の目を楽しませてくれる・・そんな場所です。

  

仮植
定植する前に仮の場所に一時的に植えることで、細根の発生をうながし、定植時の植え傷みを少なくできます。


移植根回し根鉢根巻き幹巻き

  

移植
地植えの樹木を別の場所に移動して植え付けること。

  

根回し
移植後の活着を容易にするための予備作業のことで、樹木の大きさや根の状態により、移植前3ヶ月〜1年前に根をスコップなどで円周状に切り、細根を発生させる。根回しと同時に、枝抜きをしたり枝葉を切り詰め、地上部の蒸散活動と地下部の吸収力とのバランスを保つようにします。

  

根巻き
移植の際、根回しをした樹木を掘り起こし、根の部分(根鉢という)をコモとワラ縄で包むことをいう。根の乾燥と傷みを防ぎ、根鉢の根土をくずさないことが目的です。

  

幹巻き
移植の際、根巻きをした樹木の幹にワラやコモを巻き、幹からの蒸散を防ぎ、移植後の強い陽射しによって生ずる幹焼けを防ぐ。幹焼けが生じると、幹の樹皮がはがれて枯死することもあります。


陽樹陰樹半日陰

  

◆ほとんどの庭木・草花は生育に際し陽光を好みます。花や実を観賞する花木は、1部の例外を除きほとんどが陽光を必要としますし、果実を収穫する果樹などは、例外なく陽光が必要です。

  

◆花木や果樹以外の庭木で、とくに陽光を必要とする樹木を陽樹といい、日陰地でもよく生育する樹木を陰樹といいます。
陽樹は、マツ類・カイズカイブキ・ハイビャクシン・トベラ・コノテガシワ・クサツゲ・カナメモチ・このほかにも多くあります。一方、陰樹は、アオキ・ヤツデ・シュロ・カクレミノ・など極めて少数です。

  

◆上記の陽樹の中には、半日陰で生育できる比較的耐陰性の強い樹木もあります。上記以外の多くの庭木は、半日陰でも生育できる樹木がほとんどですが、陽光を好むことには変わりありません。
果樹を除き花木を含む庭木類は、日照環境にはかなりの順応性があると思います。

  

半日陰とは、一日のうちの午前中か午後、または3〜4時間日が当たるとか、大木の梢越しに木漏れ日の当たるような場所をいいます。半日陰を好む樹木は、センリョウ・マンリョウ・ヤブコウジ、ヒイラギナンテン・ツバキ・アセビ・ジンチョウゲ・アジサイ・クチナシ・ビヨウヤナギ・ヒサカキ・などで比較的少数です。

  

◆草花も例外ではなく陽光を必要としますが、樹木ほど生命力が強くないため、陽光が強すぎると枯死する草花があります。日陰や半日陰向きの草花にはつぎのようなものがあります。クリスマスローズ・ギボウシ・シュウメイギク・オモト・ヒマラヤユキノシタ・アスチルベ・サクラソウ・ミヤコワスレ・ヤブラン・ツワブキ・・と多いですね。

  

日陰のお庭も有効に活用しましょう!

  
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