五葉松のみどり 02年5月
No.2
赤松の雌花

みどりの空間で、旅先で、庭先で・・こころの癒しのメッセージです。
コーヒー?紅茶?緑茶?・・香りを楽しみながら読んで観てくださいね♪


小庭の病害虫たち


  

5月の初日、雨上がりの気持のよい朝である。玄関前のカンキツ類の鉢を観察。
◆昨年実がつかなかったユズに白い花のつぼみが・・今年は期待できそうだ!葉色が少しよくないのはアカダニがついているせいだ。人間が肉眼で識別できる「大きさ」は数マイクロメートル(1マイクロメートル=千分の1mm)である。人間の頭髪の太さは約0.02〜0.05mm(20〜50マイクロメートル)だから、もちろん楽に見える。(ただし老眼はダメ!ですね)

◆黄茶色のアカダニの子供は人間の頭髪の太さぐらい、親にもなるとなんとその10倍の大きさはある。子供は葉裏の葉元や葉柄に多くいる。雨に弱いハダニには雨がしのげ隠れるには絶好の場所だ。親指と人差し指の平で潰す。潰した証拠に指の平が黄茶色に染まる。

主庭に移動してツツジの花のつぼみを観察。
◆早咲きのクルメツツジやキリシマツツジが咲いている。今年は花つきの悪い株が例年になく多い。ヒラドツツジなどはもう大きな若葉を元気に伸ばしている・・サツキのツボミも少ない。所々、茶色に枯れたツツジの蕾に穴が開いている!ベニモンアオリンガが昨年秋、花芽を食害したのだ!秋口の予防消毒を手抜きしたツケである。

◆あらあら!葉にもち病も発生している。葉が「もち」のように膨らむ病気だ。放置しておくと膨れた部分の表面に白い粉のような胞子ができ、これが来年の発生源になる。もち病に感染したもちを摘み集めると、5号鉢用受け皿に山盛りになった。ふと、子供のころ里山でヤマツツジのもちを食べた記憶がよみがえる。口に入れ歯で噛んでみた。サクサクした歯ざわり、少し酸味もある・・ウマイではないか!「もち病原菌」が無害なら酒の肴に絶好である・・(害の有無をどなたか教えてくれませんか?)

次に、マツのみどりを観察。
◆枝のあちこちに黒灰色のアブラムシがついている。4月に1回、やはりアブラムシを退治した。みどりにしがみつき樹汁を吸っているアブラムシを、やはり親指と人差し指の平で潰すのである。アブラムシにも親と子がいる。子は1mmほどであるが、親は3mmぐらいのでかいのがいる。なかには羽が生えているのもいる。みんながみんな「でかっ腹」をしている。こんなビヤ樽みたいのヤツがびっしり・・これではみどりもかなうまい。みどりの周りをまわって逃げ惑うヤツをプチュプチュと潰す・・指はもう真っ茶っ茶!


   黒松の雄花
黒松の雄花
赤松の雄花
赤松の雄花
アケビの雄花・雌花
アケビの雄花・雌花

  

◆アブラムシにも負けずに、黒松の雄花がきれいに咲いている。黒松の隣り・一段高い庭の最上席にも赤松の雄花がいっぱい!みどりの頂部に5mmほどの長さで咲いている紫紅色の雌花はチラホラである。雌雄同株の植物は、雄花の数は多いが、雌花の数は少ない。当家のマツ、アケビが雌雄同株である。花は終わったがアケビの雌花は大きくてきれいであった。人間も祖先は植物だったかもしれない・・?

◆上の画像は「黒松の雄花」・「赤松の雄花」・「アケビの雄花・雌花」です。お帰りには、本ページのタイトル両脇の小画像五葉松のみどり赤松の雌花をご覧ください!

◆【5月2日追伸
今日は「八十八夜」” 野にも山にも若葉が茂る〜♪” 小庭の若葉もきれいである。昨日退治したアブラムシは?とみると、松6本のうち4本にまだついている!アケビにワタカイガラムシ、マサキにシャクトリムシ、ネズミモチにシンクイムシまでも・・マサキは梢の葉が赤茶色に枯れ遠目に花が咲いたよう・・近寄るとほとんどの若葉が食害されている。笑い事ではない!昨日、何を観察したのか?と老眼を責める。「よーし今日は消毒の日だ!」と老骨に鞭を打った。


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