カルミア 02年6月
No.4
カルミア

みどりの空間で、旅先で、庭先で・・こころの癒しのメッセージです。
コーヒー?紅茶?緑茶?・・香りを楽しみながら読んで観てくださいね♪


二宮金次郎像


 

◆町の小学校・校庭に「二宮金次郎」の石像がある。5月の下旬、「金次郎像」の周囲には、紅色のカルミアの花が満開であった。カルミヤは、別名アメリカシャクナゲといわれ、ツツジ科の高さ2〜8mの常緑低木です。径約2cmの花が大形の散房花序をなして咲く。花色は白から淡紅色が一般的ですが、このカルミアは濃い紅色の美しい品種です。上の小画像も町の小学校のカルミアです。


  二宮金次郎とカルミア

◆「二宮尊徳」は幕末の思想家でした。
貧しい農家の子供に生まれ、少年時代は「薪(たきぎ)をかついで読書にはげむ少年」であった。
独学で「読み・書き・算術」を学び、「苦労」の末に武士の身分にまで出世をし、明治の農地改革に力を尽くしました。

◆明治政府は、金次郎少年の勤勉と勤労の精神を広く国民に浸透すべく、国定教科書に紹介して啓蒙した。以後、日本各地の小学校に銅像が建てられました。終戦ちかくには、軍需物資不足で銅像が撤収されたそうです。また、戦後は軍国主義の名残ともいえる金次郎像を撤去したケースもありましたが、一方、金次郎の勉学精神を尊び、小学校の校庭に現存している像も多くあります。戦後、新たに建てられた金次郎像も多いとのことです。

◆今の日本の小学生は「苦労」という言葉がわかるだろうか。日々の学習に苦労しているようではあるが、生活で苦労するケースは少ないと思える。もちろん、これは一般的な見方で、個々では苦労している子供たちも多くいることは確かである。目を世界に向ければ、なんと多くの子供たちが生活に苦労していることだろうか。でもきっと苦労は報われるはずである。

◆東京空襲で家を焼かれ命からがら逃げのび、ここ新潟に住んで戦後の小学校に入学した。父母兄弟ともども小学校時代の苦労は数え切れない。
多くの日本人の「苦労」があって今日の日本があるのだと思う。しかし、生活の苦労を知らない世代が生きる日本の将来に少し不安も感じる。


SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送