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ハーブの寄せ植え作り

◆７月２１日・新潟県・新津市にある県立植物園で行われた「ハーブの寄せ植え作り」の講習会に参加し、ハーブのすばらしさやハーブの楽しみ方を学習してきました。次は、香りを健康に役立てるアロマテラピーを体験したいですね！

◆ハーブ（HERB）とは、書物によると、「薬用（香料）植物・薬草、香草などの草本類や、そのほか染色、洗剤、繊維、殺虫、などに用いられる人間にとって有用な植物の総称した呼び名」である。花が咲いた後に根以外は枯れてしまう草本などのほか、樹木も含まれます。

◆私たちの身近にはハーブが沢山あることを知りました。早春の里山にでるフキノトウ、ウド、ミツバ、ユリワサビ・・野菜類では、シソ、アサツキ、セリ、ニラ、ワサビ、ショウガ、シュンギク、セロリ、ラッキョウ・・庭木類ではユズ、サンショウ、キンモクセイ・クスノキ・・観葉植物ではアロエ、ショウブ・・これらの全部がハーブだったとは！・・驚きました！！

◆今回の講習会では５種類のハーブを寄せ植えしました。５品種を簡単に紹介しましょう。

【ヘリオトロープ】：（鉢の左奥）
ムラサキ科・常緑小低木・樹高５０〜７０ｃｍ・枝に硬い毛がはえる・互生する葉は卵形か卵状披針形・葉の表面の葉脈はひだ状で裏面に白毛が密生する・４〜５月枝先に散形花序をなし紫色や白色の小さな５弁花を咲かす・花はバニラに似た甘い芳香があります。
【チェリーセージ】：（鉢の右奥）
シソ科・宿根草・花もの系のセージである・対生する葉は卵状披針形・花色は赤、ピンク、クリーム、白がある・セージ類のなかには園芸用のサルビア（１年草）も入ります。
【スィートバジル】：（鉢の中央）
シソ科・１年草・草丈６０〜９０ｃｍ・対生する葉は鮮やかな緑色で卵形か卵状披針形・花冠８ｍｍくらいの白花が輪状に茎頂部に穂状に咲く・クローブやショウガの混ざり合った香りに甘さを秘めた芳香がある・葉を料理に利用します。（完熟トマト・冷ヤッコによく合います・下記の「バジルペースト」も美味しい！そうです）
【レモンバーベナ】：（鉢の右前）
クマツズラ科・落葉低木・樹高さ１〜２ｍ・７〜８月茎先端に白や空色の小花を穂状に咲かす・葉は長い披針形、長さ７.５〜１０ｃｍ、巾１.３〜２.５ｃｍで短柄があり淡緑色・葉に爽やかなレモンの香りがある・花の咲く６月ごろがいちばん香りが強い。ハーブティーには１カッップに葉を３枚使用します。
【イタリアンパセリ】：（鉢の左前）
セリ科・２年草・日常利用する食用のパセリとほとんど同じです。

◆[８月３０日追伸]：ハーブの生長
[７月２１日に寄せ植えした上記ハーブはその後順調に生育しています。右の画像は８月１２日に撮影しました。鉢中央のスィートバジルは一番伸びました。白い花が咲きだしました。赤いチェリーセージの花、紫色のヘリオトロープの花はどちらもきれいです。また、香りが本当にステキです。８月３０日、ヘリオトロ−プの花は終わりかけ代わりにスィートバジルの白花が満開です。スィートバジルの葉は、トマトサラダと冷ヤッコに添えて食卓にのぼりました。レモンバーベナも葉を繁茂させています。こちらも食後のハーブティーを楽しんでいます。]

◆寄せ植えの作り方：

1. 鉢底に赤玉土の大粒を２ｃｍの高さに敷きます。

2. その上に培養土を約１ｃｍ敷きます。寄せ植え材料をこの上に配置して、培養土で株間を埋め指で土を押さえ株を固定します。pH4.5〜5.5くらいの市販品の培養土です。

3. 今回の１０号丸鉢では５品種までが限度です。ハーブティー系や花もの系などを区別して植えても、また、混植してもいいでしょう。１〜２年後大株になったら１鉢２〜３種類に植え替えを行ないましょう。

4. 肥料は年数回液肥（緩効性化成肥料）を与えます。

5. 潅水は生育期は毎日１〜２回、冬は鉢表土が乾いたら行います｡耐寒性の弱い品種がありますので冬越しには注意しましょう。

◆「バジルペースト」の作り方：
スィートバジルは１年草ですので、葉は１１月までに使いきるようにします。葉が多く収穫できたときにはバジルペーストをつくりましょう！
葉を２０〜３０枚、松の実、粉チーズ、ニンニク、オリーブオイル、塩、こしょう、をミキサーでつぶしペーストをつくります。緑色の美しく美味しいペーストをトーストや焼きナスなどに添えたら如何でしょう。

◆古志の里ファームへどうぞ！
今回の講習会の講師は、新潟県・長岡市の「古志の里ファーム」経営・恩田吉和氏です。「古志の里ファーム」のハーブガーデンでアロマテラピーの体験を楽しみませんか！通販・メルマガの発行も行っています。