コスモス 02年9月
No.3
コスモス

みどりの空間で、旅先で、庭先で・・こころの癒しのメッセージです。
コーヒー?紅茶?緑茶?・・香りを楽しみながら読んで観てくださいね♪


山野草の寄せ植え


 

◆9月22日・新潟県・新津市にある県立植物園で「山野草の寄せ植え」講習会が行われました。
●山野草とは昔から山野に自生してきた樹木や草花をいうらしい。山野や草原に自生する比較的栽培が容易なものから、高山に自生する栽培のむずかしいものがある。近年は品種改良が行われ、自生種の面影を見ないほど花の色や形が豊富なものや、愛好家に好まれる容姿の山野草が多くあります。ここ15年くらい前から山野草も人気のガーデニング素材になりました。
●今回の講習会では、ケト土を使用して3種類の山野草の寄せ植えを行いました。作り方は簡単ですので皆さんもどうぞ作ってみてください。
画像左が今回製作したもので、花台を除く高さ40cmの寄せ植えです。中央の大小2本立ち木はナンキンハゼ、株元左奥はウメバチソウ(9〜10月開花・黄白花・花が梅鉢の紋に似るのでこの名がある)、株元手前はタカネノコンギク(10月開花・淡紫桃色花)です。
画像右は講師・新津市「片岡笑幸園」片岡充 氏の作品です。ナンキンハゼが早くも紅葉しています。きれいですね!


 ケト土を使った寄せ植え
寄せ植え
 左:ナンキンハゼの紅葉・右:ベニアシ
ナンキンハゼ

 

◆【寄せ植えの材料
寄せ植えする山野草:ナンキンハゼウメバチソウタカネノコンギク
ケト土(市販品):約1リットル、平らな花台(製作後数ヶ月は平らな花台に置く)

ケト土を使った寄せ植えの作り方

  1. ケト土を径30cmほどの底平のタライに入れ水を注ぎ、これを両手で練り粘り気を出します。このあと水を足しドロドロの状態にします。

  2. 見栄えを良くするため軽く整枝したナンキンハゼを苗ポットから抜き、正面を決めます。

  3. ウメバチソウとタカネノコンギクの配置をイメージします。(例えば、左右に配置する・周囲に配置するなど)

  4. ナンキンハゼの株元に指で小穴をあけてウメバチソウを埋め込み、同時に水に溶解しているケト土を塗りつけ両手で固めていきます。ケト土を根の周囲に塗り固め根を保護します。

  5. 同様にタカネノコンギクを埋め込みケト土で固めます。両手で固める際には水が絞り出ます。

  6. 最後はていねいにケト土を株周囲に塗り固め、底を少し平らにして完了です。崩れないようにテッシュペーパーで株元のケト土の周囲を巻き、1〜2か月は安寧に育てます。まずは花台に載せて出来栄えを鑑賞してください。

◆【寄せ植えの管理
●ケト土で固めた寄せ植えの株は花台に載せ、戸外の日当たりのよい場所で管理します。ただし、西日は避けてください。
●水やりはケト土の表面が少し白くなりかけたらジョウロで上部から静かに行ないます。水を切らさないように注意しましょう。
●肥料は液肥を月1回程度与えます。秋口の施肥は控えめに・・ナンキンハゼやナナカマドなど紅葉する植物は、秋の肥料を控えると紅葉がきれいに仕上がります。
●ナンキンハゼなどの落葉樹の剪定は4月芽吹き前に行ない、さらに6月に新芽を2〜3芽摘みとります。


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