みどりの空間で、旅先で、庭先で・・こころの癒しのメッセージです。
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弥彦菊まつり

◆「弥彦菊まつり」の名で知られる第４２回新潟県菊花大展覧会が１１月１日（金）〜２４日（日）越後一ノ宮・弥彦(やひこ)神社で開催された。全国からも多くの見物客が訪れ、境内をあざやかに彩る大菊、小菊を堪能していた。
◆県菊花連盟の会員約千人が丹精を込めて育てた約６千鉢が展示。参道や拝殿前には数咲き、懸崖など見事に咲き誇った菊が並んでいる。
◆全国の景勝地を菊花で造園する呼び物の大風景花壇の今年のテーマは「皇居」である。敬宮愛子さまのご誕生を祝い、３万本の菊を使い二重橋から見た皇居を表現した力作であった。
◆主な特別賞は次の通りです。
「農林水産大臣賞」：新潟市・小出伝市
「文部科学大臣奨励賞」：白根市・大竹与市
「厚生労働大臣賞」：新潟市・前田定義
「神社本庁統理賞」：三条市・近藤豊資、五泉市・関谷与市郎
　　　 　　　　　　　　 新潟市・江部信夫

◆【万葉集の中の弥彦山】
越後一ノ宮である弥彦神社が鎮座する弥彦山(やひこやま)は、古代より神の山として信仰を集めております。万葉集に弥彦山を詠った歌２首があります。
●弥彦(いやひこ) おのれ神さび 青雲の たなびく日すら 小雨そほ降る
「弥彦山は神々しく青雲がたなびいている日でさえ小雨がしとしとと降る山だ」

●弥彦(いやひこ) 神の麓に 今日(けふ)らもか 鹿(しし)の伏すらむ 皮服(かわごろも)着て 角つきながら
「弥彦山の麓に今日あたりも鹿（しし）が伏しているのだろうか。皮（毛皮の服）を着て角をつけたままで」[弥彦神社の近郷に伝わっている鹿舞（ししまい）を詠った歌である]