カラタチバナ・黄金小判 03年1月
No.5
カラタチバナ・柿葉錦

みどりの空間で、旅先で、庭先で・・こころの癒しのメッセージです。
コーヒー?紅茶?緑茶?・・香りを楽しみながら読んで観てくださいね♪


古典植物展〜今に伝える江戸の華〜その4


  

◆1月4日(土)〜1月26日(日)・新潟県・新津市にある県立植物園で開催の「古典植物展〜今に伝える江戸の華〜」を4回に分けて紹介しています。
4回目の今回は「カラタチバナマンリョウオモト」をご紹介します。


  

カラタチバナ】[唐橘]
●カラタチバナは関東以西の本州、四国、九州に自生する高さ50cm前後のヤブコウジ科の常緑低木です。「百両」とも呼ばれ、縁起のよい植物として親しまれてきました。
●享保年間に各地の大名達が競って培養しました。そのため、「松平孔雀」、「伊達錦」、「駿河鳳凰」など大名の名をそのまま命名したらしい。そして、一般には容易に手に入れることが出来ないほどの高値で売買され、百両以下では到底手に入らなかったといいます。ここから「百両」の名前がつけられました。

 

●変異の幅も広いことから愛好者も多く江戸時代とくに文化、文政(1804〜1830年)の頃にはヤブコウジやマンリョウとともに、斑入り品種や葉変わり品種に爆発的な人気が高まったことも記録されています。

松 平 孔 雀
松平孔雀
百 種 錦
百種錦

  

マンリョウ】[万両]
●マンリョウはヤブコウジやカラタチバナと同じヤブコウジ科の常緑小低木で、関東以南の地域に自生します。「万両」と書き表わされることから、おめでたい植物として正月に飾られます。

 

●マンリョウは、赤、白、黄色の実に赤と白黄の縞あるいは斑が入る「魚の子」といった実色や、丸葉、細葉、軍配形などの葉形本斑(覆輪)、虎斑、白や黄色の細かい点が全面に入る「砂子斑」などの斑模様、葉脈が波状やねじれるなどの変異が見られます。

恵 比 寿
恵比寿
大 黒 天
大黒天

  

オモト】[万年青]
●オモトはユリ科の常緑の多年草で、暖地の林床に自生します。
●オモトの園芸種は、葉の大きさ厚さによって、大葉、中葉、小葉および薄葉、厚葉に大きく区分されます。


 

●大葉系統は、覆輪、縞、虎、砂子などのが主体の系統です。
●中葉系統は、葉が先端から裏側に巻き込む獅子系統、緑と白のかすりのような斑が入る根岸斑系統などいくつかの系統に分けられます。
●小葉系統は、羅紗地系統と呼ばれ、葉肉が厚く表面に様々なひだが現われる特徴があります。

五 大 州
五大州
聖 火
聖火

  

◆古典植物については下記ページも併せてご覧ください。
●ティータイム古典植物展〜今に伝える江戸の華〜その1[ツバキ]
●ティータイム古典植物展〜今に伝える江戸の華〜その2[キンシナンテン・カンアオイ・サイシン]
●ティータイム古典植物展〜今に伝える江戸の華〜その3[ヤブコウジ]
●ティータイム古典園芸植物展
●ティータイム”ユキツバキ群生地”加茂山公園
●四季の手入れヤブコウジ
●四季の手入れマンリョウ


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