紅梅 03年1月
No.6
野梅

みどりの空間で、旅先で、庭先で・・こころの癒しのメッセージです。
コーヒー?紅茶?緑茶?・・香りを楽しみながら読んで観てくださいね♪


歌会始


  

◆新春恒例の宮中行事、歌会始の儀が1月15日午前、皇居・宮殿で催されました。今年のお題は「」です。
天皇陛下は、戦後から今日まで、国内各地のご訪問で年ごとに地方の町が整備されていることを実感しているお気持を詠まれました。
皇后さまは、東京都内をお車で移動中に、が舞い人々が花を楽しんでいる春の夕方の情景をお詠みになりました。

  

◆ここでは、天皇陛下のお歌のほかに、皇族方、召人、選者、一般の入選者の方々のお歌の中から、「植物」が詠み込まれている歌をご紹介します。


  

◆【天皇陛下】
我が国の旅重ねきて思ふかな年経(ふ)る毎(ごと)に町はととのふ


  

◆【皇后さま】
ひと時の幸(さち)分かつがに人びとの佇(たたず)むゆふべ町に花ふる
サクラは日本の春を象徴する花で、日本の国花にされています。サクラの種類は多いですね!葉に先だって咲くソメイヨシノは蕚(がく)、花柱、花柄、葉に毛があります。春のお花見が楽しみですね!


  

◆【皇太子妃雅子さま】
いちやう並木あゆみてであふ町びとにみどり児(ご)は顔ゑみてこたふる
イチョウはやはり秋ですね!黄金色に色づく秋の黄葉は本当に美しい。イチョウは生命力が強く、20〜30mにも生長し病虫害にも冒されません。昨年12月1日・満1歳のご誕生日をお迎えの敬宮愛子さまには、イチョウのように健やかにご成長されることをお祈りいたします。


  

◆【秋篠宮妃紀子さま】
すずかけは夏陽にてりてあをあをと町ゆく人の上に影なす
スズカケノキは別名プラタナスのことです。秋の黄葉も美しいのですが、夏の緑の木陰も町を歩く人には格好のオアシスですね!4〜5月に咲く球状の花が、昔、山伏(やまぶし)が首にかけていたに似ていることから、「スズカケ」の名前がつけられました。


  

◆【常陸宮妃華子さま】
町なかの花屋の店にあふれつつ春つぐるはなの色あたたかし
●20日は大寒・・でも花屋さんだけは春ですね!黄色のフクジュソウ、スイセン・・色とりどりのパンジー、カランコエ、デージー、プリムラ・・店先の花を眺めると春の暖かさを感じるから不思議ですね!


  

◆【選者・安永蕗子さん】
楠若葉はやくれなゐに炎(も)ゆるなり城下しばらく男(お)の町なれば
クスノキは、昔、樹皮や葉から樟脳を作ったようです。クスノキの新芽は美しいですね!とくに芽立ちが赤いものは常緑樹の中でも最高に美しく庭木にも使えます。生長が早く強く刈り込んでも萌芽力があります。樹高30〜40mにもなり男性的ともいえる樹木ではないでしょうか。


  

◆【天皇陛下のご手術
天皇陛下の前立腺摘出手術が、今日18日に東大病院で行われました。手術も無事終了し術後の経過も順調とのことで安心しました。一日も早いご回復を心よりお祈り申し上げます。

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