みどりの空間で、旅先で、庭先で・・こころの癒しのメッセージです。
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世界の洋らん展〜その４

◆新潟県・北蒲原郡安田町・安田フラワーガーデンで２月８日〜２３日に開催された「第８回世界の洋らん展」を４回に分けて紹介しています。
第４回目の今回は、パフィオペデルム、オドンドグロッサム、オンシジュウム、エピデンドルムをご紹介します。

◆【パフィオペデルム】
●東南アジアを中心に広い範囲に分布する半着生ランで約６０種の原種があります。地上、岩上、樹肌に着生します。花の下半分に袋状のリップ（唇弁）があり、食虫植物とよく間違えられます。ちょっと変わったランですね！日本では「パフィオ」の愛称もあります。
●花色は地味な色彩が多いのですが、近年交配改良により大輪で色彩もすばらしい花が見られるようになりました。花梗が短いものから長いもの、さらに多花種もあります。花もちがよく１〜1.5ヶ月は咲きつづけます。

◆【オドンドグロッサム】
●中南米の熱帯から亜熱帯の山岳部（メキシコ高地から南アメリカのアンデス高地）に約３００種が分布します。美しい斑模様が花に入っていたり、花弁周辺の縁に切れ込みが入ったり、弁質が独特の質感を持つなどの特徴があります。近年は異属間の人工交配種が多くあり耐寒性の品種が多くなりました。

【オンシジュウム】
●中南米の熱帯から亜熱帯の樹林の幹や枝につく着生ランで、約７５０種の原種が分布しています。木漏れ日が長時間当たる風通しのよい環境で生育しています。
●最近は切り花や鉢物として花屋さんの店頭にも並ぶようになりました。寒さにも強く栽培は洋ランのなかでも比較的容易です。
花が花茎に多数ついて、まるでバレーダンサーが並んでいるように見えることから「ダンシングレディーズ」の愛称もあります。

【エピデンドルム】
●メキシコからブラジルまでの中南米に広く分布する着生ランです。カトレアの近縁属で約６００種が発見されています。株はバルブが丸くなるタイプと棒状に伸び上がるタイプの２つに大きく分けられます。近年は交配種も多く丈夫で作りやすい種類が多く作りだされています。