カワラナデシコ 04年2月No.1 カワラナデシコ

みどりの空間で、旅先で、庭先で・・こころの癒しのメッセージです。
コーヒー?紅茶?緑茶?・・香りを楽しみながら読んで観てくださいね♪


源氏物語の世界〜庭園様式


  

◆新潟県・新津市にある新潟県立植物園で昨年9月2日〜11月24日開催された「源氏物語の世界」企画展を3回に分けて紹介しています。
2回目は庭園様式の紹介です。

   六条院・光源氏の住居
広大な六条院をイメージした舞台
前栽(ぜんざい)
草花を中心とした植え込み
  
  

寝殿造り
平安時代の貴族の邸宅は寝殿造りと呼ばれるもので、南に面する寝殿(主人が住み客人に対応する所)を中心に、東や西、後方(北)に対屋(たいや)(妻子の住む所・北の対屋は夫人の居間)を配し、寝殿と対屋は渡殿(わたどの)(屋根のある廊下)でつながれていました。対屋から南に伸びた廊下の先には、納涼の遊宴などに用いる釣殿が池に面して設けられていました。

寝殿造り庭園[日本で初めての庭園様式]
寝殿の前面には儀式や舞楽のために白砂を敷いた広い南庭が設けられ、その南側に池が設けられていました。池には中島が造られ橋が架けられ背景には築山(つきやま)が築かれました。寝殿の北側の湧水から遣水(やりみず)が曲線を描きながら池に流れ込み、寝殿と東の対屋をつなぐ渡殿の下を通る遣水は夏の暑さの厳しい京都において住む人々に涼を与えました。

前栽(ぜんざい)
庭や遣水の周囲には、草花を中心とした植物が植え込まれた「前栽」が配置されました。前栽に植える植木は山野から採取しました。古木や大木の移植も行っていた記録が残っています。

前栽ほり
貴族は前栽に植える草花を山野で掘りとることをレクリエーションとして楽しんでいました。「前栽ほり」の際、マツムシやスズムシなどの昆虫を捕らえ、前栽に放ってその音色を楽しみました。

前栽の草・木・花

   ノコンギク
アワコガネギク
リンドウ
  
   リュウノウギク
アキノキリンソウ
ガマズミ
  
   イソギク
ハゲイトウ
フジバカマ
  
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