◆県立植物園で8月24日〜8月29日開催された変化アサガオ展の2回目です。今回は変化朝顔について少しだけ勉強しましょう!
◆夏の花・・朝顔といえばラッパ咲が普通ですが、変化朝顔は獅子咲、牡丹咲、采咲(撫子咲)、枝垂れ、姫木立、石化朝顔など・・珍しい花や奇妙?な葉・茎などを持っています。
●石化(せっか):茎が平らに帯化して上方に伸びます。
●枝垂れ(しだれ):茎が下方に伸びて枝垂れます。
●木立(きだち):茎が樹木のように太く直立して伸びます。
◆朝顔はさまざまな変異を起こす遺伝子を持っているためメンデルの遺伝法則により変異します。隠れていた劣性遺伝子が現れて雄しべや雌しべが花弁化する牡丹咲、撫子咲、獅子咲などの出物(でもの)は、16分の1の確立でしか現れません。しかも種子が取れません。
◆一方、桔梗咲、木立、石化、台咲などの正木(まさき)は、毎年種子が取れ同じ花や葉を継続します。種子は市販されていますので栽培されては如何でしょうか。
◆花の変異:上記のほかに次ぎのような咲き方があります。
丸咲・切咲・乱菊咲・車咲・車咲牡丹・石畳咲・州浜大輪・采咲牡丹・など
◆葉形の変異:葉形には次ぎのような変異があります。
常葉・立田葉・笹葉・南天葉・柳葉・乱菊葉・孔雀葉・糸柳葉・縮緬葉・蝉葉・爪龍葉・など
◆葉質の変異:渦葉・桔梗葉・など
◆葉色の変異:青葉・黄葉・斑入・松島(葉の縦半分がそれぞれ黄色と青色に分かれる)・など |