シノブ細工・亀 06年10月
No.1
シノブ細工・鶴

みどりの空間で、旅先で、庭先で・・こころの癒しのメッセージです。
コーヒー?紅茶?緑茶?・・香りを楽しみながら読んで観てくださいね♪


シノブ細工講習会


 

シノブは、シノブ科の落葉性シダ植物で日本や中国が原産地です。樹木や岩石に着生し、根茎は長く伸び、葉をまばらに出すのが特徴です。
●水苔の玉にシノブの根茎を巻き付けて作るシノブ玉は、「吊りシノブ」ともいい、夏の風物詩として古くから親しまれています。
●今年の3月・シノブ細工講習会が当地区の公民館で3回に分けて開催されました。シノブ細工のプロであるT氏の指導を仰ぎ、吊りシノブ夫婦鶴の3品を製作しましたので紹介いたします。


  吊りシノブ・6月28日撮影

◆第一回:【吊りシノブの製作】
●製作の手順
 1.針金(径1mm強)で丸い輪を作り、輪の中央からフックが立つようにする。
 2.径11cmほどのプラ鉢に水苔を半分詰め込み、その上に1項で作った丸い輪を置きます。
 3.水苔を上半分にも詰めたあと、鉢から水苔を抜き、手で丸く固めます。さらに玉を糸で巻き、固い玉に仕上げます。
 4.水苔の玉を地球に例えると、赤道から北極圏までの地帯にシノブを円周状に巻きます。シノブの芽を上方に、ヒゲ根を下方にします。シノブが落ちないように針金を山型にした金具でシノブを仮に固定します。
 5.最後に銅線(径0.3mmくらい)で放射状さらに円周状に巻き、シノブを水苔の玉に固定すれば完了です。4項の仮に固定した金具は最後に取り去ります。
●シノブ玉の直径は約10cm、画像は6月28日に撮影しました。


  シノブ細工・亀・8月25日撮影

◆第二回:【の製作】
●亀の製作にあたっては、針金で亀の台(亀の骨組み)を作るのに用具を必要とするので、アマの我々には台作りが容易にはできません。
●亀の形をした水苔に、シノブを付けるところから始め、最終的に銅線で固定し、最後に木の置き台に固定して完了となります。
●亀の全長は、約18cm、画像は8月25日に撮影しました。


  シノブ細工・夫婦鶴・8月25日撮影

◆第三回:【夫婦鶴の製作】
●夫婦鶴の製作も、鶴の台(鶴の骨組み)作りに用具を必要とし、かなりの技能と時間も必要なので、本講習会では雌と雄の鶴の形の水苔にシノブを付けるところから始めました。
●第一回のシノブ玉、第二回の亀にくらべるとシノブの付け方が難しくなります。鶴の目の付ける位置、鶴の長い脚の曲げ方などで鶴の表情や動きが違ってきます。手前味噌ながら夫婦鶴の仲の良さが表現できたと思います。
●鶴の全高さは、約30cm、画像は8月25日に撮影しました。


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