千両の赤実 2月如月手入れ
センリョウ・マンリョウ
万両の紅実

今回は、センリョウ(千両)マンリョウ(万両)を紹介します。どちらも果実が赤く美しいので、観賞価値が高いところから、お金の名前がつけられています。庭木のほかお正月用の切り花や鉢植えとして利用される場合が多く、お正月の玄関前やロビーを飾るには最適です。当家のセンリョウ、マンリョウも玄関でお客さまをお迎えしています。


センリョウ

  

◆センリョウは、万両に対して千両と名づけられたもので、吉祥木で縁起のよい木とされています。果実は茎の頂部に集ってつき12月に赤く熟する。お正月に実のついた枝を切り花素材として利用したり、鉢植えを玄関前やロビーに飾ったりして、長期間実の美しさを観賞できます。

◆葉の(ふち)鋸歯(きょし)があり、表面は鮮緑色で艶があり美しい。暖地域では、庭のつくばいや袖垣に添わせたり、植え込みの下草などに利用されます。
寒地域では、冬の寒さから保護するために鉢植えで育成される場合が多い。

センリョウ「手入れのポイント」はこちら♪

◆センリョウの実つきを良くするには・・?
当家の鉢植えのセンリョウは、例年になく実をつけている。日当たりの良い場所で育成したせいでは・・と思う。しかし、実を多くつけた代わりに、葉の色が少しだけ黄色がかっている。もともと半日陰を好む木ではあるが、葉焼けを起こさない程度に日に当てたほうが実つきが良くなる。また、株が大きくなると実つきもよくなるようです。肥料は多く施さないほうがよく、米のとぎ汁などのリン酸肥料を時々施肥する程度で育成した。

◆黄色の実をつけるキミノセンリョウ(黄実の千両)もある。1999年6月に、株分けした子株を親戚からいただいた。昨年の春からようやく枝葉の伸長も順調で、昨年の秋には、はじめて3房の実をつけた。ようやく幼稚園に入園した児童のようでかわいい・・
ところが親戚の親株は、株分け後枯れてしまったとのこと。植物も一度は散る運命であるが、こちらはかわいそう・・
心のやすらぎを与えてもらう代わりに、日常の育成管理に愛情を注いでやろうと思う。子株を大きく親株に育て、親戚に株分けをと誓っている。

◆画像は、当家・鉢植えの「センリョウ・赤実と黄実」です。

  
千両・赤実を観てね♪
センリョウ・赤実

千両・黄実
センリョウ・黄実
  

◆[03年3月6日追伸]:
キミノセンリョウが大きくなりました!
03年・キミノセンリョウ画像はこちら♪


マンリョウ

  

万両と書くように、この木も縁起のよい吉祥木である。 果実は径約8mmの球状で、12月頃から紅く熟し冬から春までついているので、センリョウと同様に長期間実を観賞できる。ヤブコウジ科であるが、ヤブコウジのように面に茂らないので、グランドカバー(地被材)には向きません。
庭では、つくばいや庭石などの根締めに使われる。センリョウほどではないが、寒さに弱いので、寒地域では鉢植えで育成する。鉢植えは正月用としてとくに人気があります。

◆白色の実をつけるシロミノマンリョウ(白実の万両)や黄色の実をつけるキミノマンリョウ(黄実の万両)もある。紅白の縁起をかついで紅実と白実をペアで育成するのもよい。また、葉に斑模様が入る斑入り種もあり、葉の形や葉の芸を楽しむこともできます。

マンリョウ「手入れのポイント」はこちら♪

◆当家の紅白のマンリョウは、5年前に実つき株をペアで購入後、2年間、正月の玄関を飾ってくれた。背が高くなったので3年目の春に地上5cmのところから切り詰めて植え替えた。鉢土に腐葉土を混ぜ、根は切らないで植える。
植付け後は樹陰で管理し、新しい芽が数cm伸びたら油粕を施した。植え替え後2年は実はつかなかったが、3年目の昨年実をつけてくれた。
◆実のつかない2年間は斑入り種の実のついた紅白のペア鉢を購入し楽しんだが、植え替えに失敗し枯らしてしまった。失敗は成功の・・と慰めている。
マンリョウはセンリョウとともに我が家の正月には欠かせない実物である。

◆繁殖は実生がよい。実は3月〜4月までついているので、実の果肉を取り除き平鉢や樹間に蒔く。2年後くらいに植え換えてやれば、4年〜5年で結実する。当家にも、実生の3年目の子株が数株ある。白実がつくか、紅実がつくか楽しみである。

  

◆画像は、当家・鉢植えの「マンリョウ・紅白」です。

マンリョウ(万両)観てね♪
マンリョウ・紅白
  

◆[03年3月6日追伸]:
実生株に初めて実がつきました!
03年・実生株のマンリョウ画像はこちら♪

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