フサスグリ 8 月葉月手入れ
スグリ
フサスグリ

今回は、スグリを紹介します。スグリとフサスグリの2種類があります。スグリの名前の語源は「酸塊」といわれ、すっぱい実を意味します。枝にびっしりとつくスグリの赤い実・・房状に垂れ下がるフサスグリの実・・どちらも本格的な夏の到来を告げる果実ですね。スグリジャムは夏の食欲を増進してくれます。涼しい木陰でスグリと一緒の休息も心地いいですね。


スグリ

  

◆スグリは、長野県や山梨県の山地などに自生する落葉低木で、叢生してよく枝を分岐します。種類は非常に多くありますが、現在果樹として栽培されているものは西洋からの輸入種です。 スグリもフサスグリも、ユキノシタ科の液果です。スグリは葉腋の下に大きな針があり、実を単生します。一方、フサスグリは総状花序で、房状に実を垂らします。

◆現在栽培されている西洋スグリはヨーロッパおよびアメリカ原産でグースベリーといわれています。グースベリーには、ピックスウェル、グレンダール、オレゴンチャンピオン、ドウニングなどと、北海道で改良されたドイツ大玉、赤実大玉、赤実中玉、青実中玉などの品種があります。

フサスグリはヨーロッパおよび中央アジアの原産で、カラントともいわれますが、果実が赤色のレッドカラントと、果実が黒茶色のブラックカラントがあります。レッドカラントには、レッドレイク、ロンドンマーケット、パーフェクション、カスケード、ステフェンスなど、ブラックカラントには、ボスクープジャイアントなどの品種があります。

◆苗木は秋に植付け後、発芽前に地上20〜25cmで切り、新梢を発生させます。株元から発生する新梢は約20cm伸長したとき、勢いの強いものを3〜4本残して整理します。株の周囲は除草を兼ねて年2〜3回かるく耕します。日照りのときは潅水して新梢を伸ばします。

◆株から発生した1年生枝は、冬期に地上20〜25cmで切ります。一方、2年枝から発生した1年枝は約45cm残して切りつめ、これを結果母枝にします。スグリの仕立て上がった株では、母枝を10本ほどにし、古い枝は順次更新していきます。フサスグリは2年生以上の旧枝に結実が多く見られますが、あまり古い枝は更新します。

◆果実が品種本来の色沢になって、甘味がでてきたら収穫適期です。ジャムやゼリーなどに利用すると上質なものが味わえます。

スグリ「手入れのポイント」はこちら♪

  

フサスグリ 「レッドカラント」  
  フサスグリ観てね♪

◆当家のフサスグリは、前庭のリンゴ樹冠の外側、「コーナー垣根仕立て」のブドウの株元にある。春から秋まで木漏れ日が差し込む環境で、フサスグリには適地かもしれない。スグリは日光の強い場所でも育ちますが、フサスグリは高温と強い日光には弱く、涼しい湿潤地が栽培に向きます。

  
   レッドカラント
フサスグリ
レッドカラント
フサスグリ
  

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