ピラカンサ[トキワサンザシ]の実 11 月霜月手入れ
ピラカンサ
ピラカンサ[トキワサンザシ]の梢

今回は、ピラカンサを紹介します。ピラカンサはトキワサンザシ属の種類の総称です。春に咲く白色5弁の小花もきれいですが、秋に熟す平たい球形の実は美しいですね。果実の色が鮮紅色のほか、橙黄色、黄色など色の変わった園芸品種があります。鈴なりの実は鳥が餌にするまで長いあいだ枝先についており、晩秋を鮮やかに、そして賑やかに彩ってくれます。


ピラカンサ

  

◆ピラカンサはバラ科、トキワサンザシ属の種類の総称で、樹高2〜4mになる 常緑低木です。暖かい地方の原産ですが、寒さには強く、東北地方まで植栽できるほど樹勢は強い。また、土質もほとんど選びません。日当たりのよい場所ならよく実をつけます。
庭木としては庭の役木には向きませんが、広い場所や芝庭に単植すると実を多くつけみごとです。このほか、鉢植えや盆栽、生垣に、切り花にも利用できます。

◆【トキワサンザシ属の種類
●[カザンデマリ]
別名をヒマラヤトキワサンザシまたはインドトキワサンザシといい、中国西部、ヒマラヤ地方原産で、関東以南に植栽されています。
果実は平たい球形で11〜12月ごろ鮮紅色に熟します。白色5弁の小花が20個内外散房花序をなして5〜6月に咲きます。枝の先は刺になり、葉は互生し毛がなく倒披針形、長さ2〜7cmで縁に鋸歯があります。

●[トキワサンザシ]
南ヨーロッパ、アジア西部原産で、果実は鮮紅色になり、カザンデマリに似ていますが、葉は狭倒卵形でやや幅が広く、縁の鋸歯も低くて鈍い。葉の表面は光沢のある濃緑色、裏面は淡緑色で毛はありません。
トキワサンザシの園芸品種にはゴールデンチャーマーとよばれる黄実種や、紅色の美しいローズデールなどがあります。また、橙黄色の実で八つ房性(やつふさしょう)ヤツブサトキワサンザシは節間がつまり、小枝を密生します。実の大きさはトキワサンザシと変わりませんが、少し寒さに弱い品種です。

●[ホソバノトキワサンザシ]
別名をタチバナモドキといい、中国西南部原産で、果実は橙黄色に熟し、葉は線状だ円形、長さ3〜5cmで細長く、縁にはほとんど鋸歯がない。裏面は灰白色で軟毛が密生します。

  

ピラカンサ手入れのポイントはこちら♪


ピラカンサ・橙黄色の実  
  ピラカンサ観てね♪

◆当家のピラカンサはトキワサンザシの園芸品種で橙黄色の実をつける。八つ房性のヤツブサトキワサンザシである。節間がつまり小枝を密生して実を多数つけます。ご親戚からいただいた幼木を育成しました。シンパクの生垣の上に片流枝(かたなげし)仕立てに枝を張っています。自由に枝を伸ばし流枝の長さが5mにもなった。近年ようやく伸びも止まり落ち着いた様子でもある。
当家ピラカンサの全景はフォトギャラリー・秋の表情「ピラカンサ」をご覧下さい。

  
   ピラカンサの片流枝・枝先
ピラカンサ・片流枝
ピラカンサの片流枝・主幹・枝元
ピラカンサ・片流枝
  

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