ゴヨウマツ・雄花 1 月睦月手入れ
ゴヨウマツ
ゴヨウマツ・雌花

今回は、ゴヨウマツを紹介します。ゴヨウマツは葉が5枚あるので五葉松と命名されました。クロマツやアカマツの葉は2本ですので、それよりも2.5倍の葉を密生させます。葉色が淡緑色の密生した葉と枝ぶり、枝が左右に強く張った姿などはほんとうに美しいですね。昔からおめでたい祝い唄にも詠われている縁起のよい吉祥木です。1本、1鉢育てませんか♪


ゴヨウマツ

  

◆ゴヨウマツは北海道南部、本州、四国、九州に分布する常緑針葉高木で、本州中部以南に分布する南方型のゴヨウマツ(ヒメコマツ、マルミゴヨウ)と、本州中部以北に分布する変種のキタゴヨウマツ(ヒメコマツ)に分けられます。

◆【ゴヨウマツの性質
●長さ3〜6cmの針状の葉を5本束生し、葉色は淡緑色である。5月に開花し、雌花は淡緑色から淡紅色に変わります。球果は翌年の秋に熟し卵状楕円形で、南方型は熟してもあまり烈開せず、種子の翼は種子より短い。北方型はいちじるしく烈開して種子の長さは長い。

◆【ゴヨウマツの種類
●ゴヨウマツの種類は、斑入り種のジャノメゴヨウフイリゴヨウツマジロゴヨウがあります。矮生のネギシゴヨウは、葉の長さが約2cmで葉を密生させます。
類似種のチョウセンゴヨウは、本州中部、四国、朝鮮、中国に分布し、葉は5本、長さ7〜13cmでゴヨウマツよりも長い。球果は円錐状卵形、長さ10〜15cmで大きく、種子に翼がありません。

◆【ゴヨウマツの管理
●ゴヨウマツは、乾燥にはやや耐える性質がありますが、生長が遅い。庭木に使えるようになるまでに、かなりの年月を要しますが、それだけに庭木としての価値は高いといえます。日陰にもかなり耐えますが、日当たりはよいほうが望ましい。生育中に枝が他の木と接すると枝枯れを起こしますので、離して植えることが必要です。

◆【ゴヨウマツの用途
●ゴヨウマツは庭の主木をはじめ、門かぶり、枝を長く伸ばした「流枝の松」などに仕立てて使用されます。
ゴヨウマツは葉が短く密生するため、5月のミドリ摘みと一緒にモミアゲを行います。新梢の生育、病害虫の発生防止に効果があります。時間のかかる作業ですが美観上からも是非行っておきたい。晩秋11月に行うモミアゲ作業を終えると、すっきりした樹姿で正月を迎えることができます。

  

●ゴヨウマツは縁起のよい吉祥木です。昔から、「祝い唄」に唄われたり、結納の松竹梅に登場します。縁起をかついで、1本・お庭に・鉢に・・植えてみませんか。 盆栽もよいものですね。葉が真直で短い、いわゆる葉性のよいゴヨウマツはとくに美しく、正月の床飾りやおめでたい席にいいですね。ゴヨウマツは、松柏盆栽の王様といわれています。

ゴヨウマツ「手入れのポイント」はこちら♪


  

◆【当家のゴヨウマツ】:
●主庭奥にある樹高1.5mほどのものは、購入したミニ盆栽を地植えにし育成した。前方左横に植えられているクロマツの流枝に隠れ全容が見えない。葉が短く葉の緑が冴えて美しいゴヨウマツであるが、環境に恵まれずかわいそうである。
●前庭の「親子松」:(勝手に名前をつけただけですが・・)(親松:高さ約3m・子松:高さ約1.5m)は、植木市で購入した苗を育成した。「購入時は同じ高さだったのに・・もっと伸びたかった・・」と子松の声が聞こえてくる。
●画像上段は、前庭の「親松」と「子松」、下段は、「ゴヨウマツ盆栽」です。


ゴヨウマツ大:親松
ゴヨウマツ 観てね
ゴヨウマツ小:子松
ゴヨウマツ・小
ゴヨウマツ盆栽
  ゴヨウマツ盆栽

●ゴヨウマツ盆栽は、10年ほど前に知人からいただいた。「緑宝」と命名されており、葉の緑が濃くて美しく葉性のよいゴヨウマツである。仕立ての途中、下方の枝を左右1本づつ切り落とし、鉢を2回り大きいものにしました。

  
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送