ボタン・初日の出 6 月水無月手入れ
ボタン
ボタン・島錦

今回は、ボタンを紹介します。ボタンは中国原産で日本へも千年も昔に渡来しました。日本での栽培の歴史も古く数多くの園芸品種が作り出されました。大陸生まれらしい雄大であでやかな花は、まさに「百花の王」の名にふさわしい風格がありますね!また、「立てばシャクヤク・座ればボタン」と美人の代名詞として使われる高貴ある花でもあります。花色も多彩でピンク、紅、紫、白、黄色、咲き方も一重、半八重、八重、千重と変化に富んでいます。鉢植えでも栽培できます。一株育てませんか♪


ボタン

  

◆【ボタンの性質
●ボタン(牡丹)は中国西北部原産で、北海道、本州、四国、九州に広く植栽され、高さ1〜2mになるキンポウゲ科の落葉低木です。
●5月ごろ、大形の径約20cmにもなる紅紫色の美しい花を咲かせます。花弁は7〜9個あり、倒卵形で縁に不規則な歯牙がある。がく片は5個、雄しべは多数あり、雄しべは袋状の花托に包まれています。
●果実は袋果で2〜5個熟し短毛を密生します。葉は互生し、大形の二回三出または二回羽状複葉。小葉は卵形〜被針形で先が2〜3裂し裏面は白色を帯びています。

◆【ボタンの種類
●[寒ボタン]
寒ボタンは二季咲きで、やや小形の花が初夏と冬に開花する。冬に咲かせる場合は初めのつぼみを摘み次のものを育てます。
●[園芸品種]
ボタンは古くから改良され多数の園芸品種が作り出されました。花色も紫、紅、淡紅、白、黄色など多彩です。下記、ティータイム「ぼたん百種展示園」に約30品種を紹介していますのでご覧ください。


  

◆【ボタンの管理
●樹勢は割合強く条件がよければ長年生育する。土質は腐食質に富む肥沃な砂壌土、または粘質土に適し、風の当たらない日なたがよい。寒さにも強い性質があります。庭植えはとくに整枝は行わず、小枝が密生し通風、採光が悪くなったときに整枝を行ったらよいでしょう。
●花芽は充実した枝の先につけるので、太い枝は大切にし、細かい下枝や混みすぎた枝は元から抜き取る。花芽のつきやすい品種は花芽を摘み取り、花の数を整理します。整枝は12〜2月に行います。

◆【ボタンの利用と用途
●庭植えの場合はできれば広い場所に単植するのがよい。数本植える場合は株間を1.5mくらい離して植える。しかし、こんな理想的な植え方はなかなか出来ませんね!
●ボタンは花や葉が大きいので、鉢植えの場合には大きめの鉢を使って調和をとります。
●生薬名を牡丹皮(ぼたんぴ)といいますが、ボタンの根には解熱・その他の薬効があります。ボタンは奈良朝の末か平安朝の初めに遣唐使によって種子がもたらされたといわれています。薬草としてはこの時代から栽培が続けられてきました。鑑賞用としての栽培より長い歴史があります。ボタン自身の根で育成した株の根皮を乾燥して煎じて服用します。

ボタン「手入れのポイント」はこちら♪

  

◆ボタンに関連した記事は下記ページも併せてご覧ください。

   ●ティータイムぼたん百種展示園〜その1

●ティータイムぼたん百種展示園〜その2


  

◆【当家のボタン】:
昨年秋ネットで購入した盆栽用の矮性種の紫二喬(むらさきにきょう)。本場中国の二大産地の一つ・曹州で育種・改良された品種で、直輸入品とのことである。購入後苗木を6号深鉢に植え付けした。冬期の管理も乾風や凍結に注意し育成。つぼみ3つがつきそのうちの1つが開花しました。葉と花のバランスがよくお気に入りです。

  

ボタン・紫二喬 観てね♪ ボタン・紫二喬 ボタン・紫二喬

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