ギボウシ・ジャネット 7 月文月手入れ
ギボウシ
ムラサキギボウシの花

今回は、ギボウシを紹介します。ユリ科ホスタ属ですが、園芸品種は属名のホスタで市販されている場合があります。ギボウシは全国各地の山野に自生し種類が多くあります。古くから庭の植え込みに使われ日陰でも育つ丈夫で手のかからない多年草です。朝露や雨にぬれた柔軟な葉の緑や斑は本当に美しいですね!


ギボウシ

  

◆【ギボウシの性質
●別名ギボシ、ギボウシュなどと呼ばれるユリ科ホスタ属の春・秋植えの多年草です。原産地は東アジアの亜熱帯から温帯で、日本に最も多く分布しています。
半日陰が最適ですが日当たりでも十分育ちます。丈夫で栽培しやすく、施肥は少なめのほうがよく生育します。
●花はあまり派手ではありませんが、夏の季節を飾り、なかには花が大きく香りの高いものがあります。

◆【種類
●[オオバギボウシ]
本州の山地に多く自生します。鮮やかな黄色の深い覆輪が入る黄覆輪オオバギボウシがある。
●[トウギボウシ]
ややブルーを帯びた大形の緑葉の品種です。さらに乳白色の細覆輪が加わったサガエギボウシは斑入り種で縁が波をうって美しい。
●[トクダマ]
ブルーを帯びた硬質の緑葉の品種です。さらに黄色の深覆輪が加わった黄覆輪トクダマ、葉の中央部が淡緑色の斑入りになった中斑トクダマ、ほかにも多くの種類があります。
●[タチギボウシ]
北海道に多く花梗は直立し、花は紫、白色があります。
●[ムラサキギボウシ]
葉は中形で花梗は太く直立し、濃い紫の条入りの花で切り花に向いています。中輪や覆輪があります。
●[スジギボウシ]
白い中斑の葉が波をうって展開する。新葉がとくに美しく丈夫な品種です。
●[コバノギボウシ]
西日本の山地に分布し変異が多く、カピタンはその斑入り葉で黄緑に緑の覆輪が入ります。
●[タマノカンザシ]
淡緑色の大形の葉で、花は純白色でもっとも大きく香りがよい品種です。


  

◆【ギボウシの管理と手入れ
●土質を選ばず庭隅などの半日陰の場所に適し、放任して育てるのが一番です。あまり施肥をせずに、やせ気味の土壌でよく生育します。
●未熟な肥料を与えますと白絹病を発生します。初夏から盛夏にかけて地際の葉柄に粟粒状の菌核を生じ、葉が倒れて枯れます。発生をみたら株を抜き取り焼却し、殺菌剤を散布します。
●ギボウシの根茎は年とともに地表に露出してきますので、春に2cmくらい土をかけてやります。
株分けは春か秋に行います。また夏の終わりごろ、まだ葉があるうちに株分けするのもよく、このときに古い根茎を切り離して植えると発芽して苗が生まれます。実生は秋に採りまきか、または早春に行います。

◆【ギボウシの利用と用途
●日当たりのよくない場所の庭作りに重宝します。花壇や鉢植えで栽培され切り花や生花材料として使います。小形のものは盆栽向きです。
●山野に自生するオオバギボウシなどの若芽は山菜として利用され、茹で上がりのエメラルドのような色が食欲をそそります。



  

◆【当家のギボウシ
●中形の葉で白覆輪の入るキギボウシ・パトリオットとオオバギボウシである。リンゴ樹下の日当たりの悪い小花壇に植栽されている。日当たりの悪い庭の植栽には欠かせない山野草である。
●オオバギボウシは数年前にぜんまい採りの折、食用の若芽と一緒にいただいてきた一株である。毎年大き目の白い花が咲く。可憐な花である。
●下段の園芸品種3点は、県立新潟植物園からいただきました。

  

ギボウシ・パトリオット
ギボウシ
オオバギボウシ
オオバギボウシ  観てね♪

ギボウシ
ゴールデン ティアラ

ギボウシ・ゴールデン ティアラ
ギボウシ
ジューン

ギボウシ・ジューン
サガエギボウシ
ヴァリエゲイティッド

サガエギボウシ・ヴァリエゲイティッド

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