キンシバイ・園芸品種・ヒドコート 8 月葉月手入れ
キンシバイ
ビヨウヤナギ・園芸品種・エルステッド

今回は、キンシバイを紹介します。濃緑色の端正な葉に鮮やかな黄色の花が美しい対比を見せてくれます。ウメの形をした花が咲き雄しべが金糸のように美しいのでキンシバイ(金糸梅)と命名されました。類似種のビヨウヤナギは花弁より長く伸びるしべの繊細な金糸が美しいですね!どちらも純東洋的な端麗で美しい花です。


キンシバイ

  

◆【キンシバイの性質
●中国中南部原産で本州、四国、九州に植栽されています。また、しばしば野生化したものもあります。オトギリソウ科の高さ0.5〜1mの半常緑低木です。
●6〜7月ごろに、黄色五弁の径約3cmの花が集散花序をなして咲く。花弁はやや円形でつやがあり、五群に分かれた多数の雄しべがあり、花糸は黄色で花弁よりも短い。
●葉は対生し、卵状長だ円形、長さ2〜4cmで葉質はやや薄く、透明な油点がまばらにあります。

◆【類似種
●[ビヨウヤナギ](美容柳)
ビヨウヤナギは中国中南部原産の半常緑性の低木で、径4〜6cmのキンシバイより大きい黄色花が咲き、花弁より少し長い花糸が黄金色で美しい。葉は柳の葉に似て長だ円状披針形で長さ5〜8cmあり、葉質はやや薄く油点があります。

◆【園芸品種
●[ビベリカム・フォレスティー]
枝葉、花ともにビヨウヤナギに似ていますが、大形、大輪種で美しい。ヨーロッパからの導入種です。
●[ビベリカム・モゼリアナム・トリカラー]
斑入りキンシバイで葉に黄白色の覆輪斑が入り美しい品種です。花のないときでも葉を鑑賞できます。


  

◆【管理と手入れ
キンシバイは放任しても樹形が乱れることもなく、大きくなりすぎることもないので、特に整枝剪定の必要がありません。
ビヨウヤナギは日当たりのよい広い場所で数年作りこむと立派な株になり見事です。しかし、株からやや離れて出る地下茎枝は早めに切り取り、株をまとめてやるようにすると形がよくなります。
●両種とも樹勢強健でたいがいの所に生育しますが、ビヨウヤナギは日当たりのよい場所が、また、キンシバイは午後の日をさえぎるような場所が適地です。土質はあまり選びませんが、やや粘質肥沃な湿潤な場所が最も適します。
花つきをよくするには日当たりと肥沃地が条件です。日陰地、やせ地では花つきが悪い。肥培すれば小さな株でもよく花をつけます。

◆【キンシバイの利用と用途
●和・洋どちらの庭園にも植えられる花木で、下木や石などの根締め、池の端に合います。また、芝庭に単植したり、園路沿いや建物沿いに列植してもおもしろい。そのほか切り花としても利用されます。

キンシバイ「手入れのポイント」はこちら♪

  


  キンシバイ 観てね♪

◆【当家のキンシバイ
●家前の道路脇に自生する。午前中だけ日があたり午後は日陰になる・・
環境が良いせいか毎年きれいな花を咲かす。病虫にも冒されず強健な花木である。
●何十年とniwa_saki家を見守ってくれた「幸福(しあわせ)の黄色い花」でもあるような気がする。数年前ようやく花の美しさにその存在を知り、ここ数年は冬期の雪害にも気を配るようになった。

  
枝垂れが美しい
キンシバイ
五群の多数の雄しべ
キンシバイ

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