ヘメロカリス・濃紅色 9 月長月手入れ
ヘメロカリス
ヘメロカリス・黄色

今回は、ヘメロカリスを紹介します。ヘメロカリスはもともと日本や中国が原産の植物で、北海道の夏を飾るエゾキスゲ、夏のハイカーを楽しませてくれるニッコウキスゲやユウスゲ、東京都内にも残っているヤブカンゾウ、海岸の岩に咲くハマカンゾウなどはヘメロカリスの仲間たちです。キスゲカンゾウの類を園芸的に改良したものがヘメロカリスです。赤、黄色、紫、ピンクなど花色も豊富で1本の花茎から次々と咲く花は長期間楽しめますね!


ヘメロカリス

  

◆【栽培の歴史
●今から100年以上も前に、日本や中国からキスゲの類がヨーロッパに導入され人工交配が行われました。一方、アメリカでは、中国奥地から赤みを帯びたキスゲの品種が発見されると、これを親木として使用し、急速に改良が進みました。
●赤インクで染めたような真っ赤な品種もでき、ピンク、サーモン、さらには黒褐色、茶褐色などの変わった色彩も誕生しました。現在も世界中で品種改良が進んでいます。アメリカからは優良品種が多く生まれています。

◆【ヘメロカリスの性質
●ヘメロカリスは別名をデイリリーとも呼ばれ、ユリ科のキスゲ属・秋植えの多年草です。
●原産地は日本、中国で、非常に丈夫で暑さ寒さに強い性質を持っています。夏の炎天のもとに株を掘り上げて干しておいても枯れず、寒気にも強く土質を選ばず長年同じ場所に植えたままでもいや地現象を起こしません。
●花の大きさは径24cmもある巨大輪から径5cmくらいの小形花まであります。バナナを思わせるような肉厚の花弁のものや、クモが踊っているような形のスパイダー咲き、さらには変わった八重咲きまであり多様です。
●開花は一日前後の寿命しかありませんが、1本の花茎に数十個のつぼみがついて、これらが順に開花しますので長く楽しめる花といえるでしょう。また、はじめの花期が終わってから再び花茎を立ち上げ咲く品種もあります。


  

◆【ヘメロカリスの管理と手入れ
●基本的には日当たりのよい場所がよいのですが、半日以上日が当たる場所であればよいでしょう。5号鉢程度の鉢植えでも花を楽しめますが、それよりはむしろ花壇などの広い土地での植栽に適します。
●植え付けは初秋のころがよく、株間を20cm以上とって、葉と根茎との境目が地下5cmくらいの深さにあるように植え付けます。元肥として乾燥牛糞や有機配合肥料を混入して植えると生長がよくなります。
●追肥は、化成肥料などを春秋に2株あたり1つかみ程度与えます。
●繁殖は夏の終わりから秋にかけての株分けで行います。実生も容易で夏に熟した種子を採りまきします。
●害虫では白い大粒のアブラムシがつく場合があります。殺虫粒剤を株元に埋めると葉の緑も美しく病害の発生予防に効果的です。



  

◆【当家のヘメロカリス
●リンゴ樹下の小花壇にある。今年は3種類の花が咲きました。
●左端画像の極淡のピンクの大輪は撮影準備中に着蕾した花茎を折損してしまい一輪だけの花。中間画像の橙と黄色の花弁の品種は3花が仲良く同じ日に咲いた仲良し姉妹! 右端画像の橙の花弁に白い中線が入る種は7月中旬から8月のお盆過ぎまで長期に渡って咲き続けました。

  

淡いピンク色
ヘメロカリス観てね♪
橙と黄色の花弁
ヘメロカリス
橙色に白い中線入り
ヘメロカリス

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