◆【ソリダスターの誕生】
●キク科のソリダゴ属とアスター属との間に生じた属間雑種で、両者の属名をとり、ソリダスターと命名されました。園芸上では「アスター・ハイブリダス・ルテウス」の名前で呼ばれます。
●ソリダスターは1909年ごろフランスのリオンで作出されたといわれていますが、人工交配か自然交雑かは明らかではありません。
◆【ソリダスターの性質】
●ソリダゴ属はセイタカアワダチソウのように非常に丈夫で、日本各地にも野生化しているものがあります。ソリダスターも親であるソリダゴ属に似て非常に丈夫です。
●草丈は60〜80cm、花は径1.5cmで、7〜8月に茎先がよく分枝し多数の花がつきます。花色は咲き始めが黄色で、後でクリーム黄色になります。花形はシオンに似ています。
◆【管理と利用】
●日当たりのよい排水のよい場所なら非常によく生育します。
●肥料は多く必要としません。開花までの生育期に化成肥料などを数回追肥すれば十分です。
●草丈が高くなると降雨により倒伏のおそれもありますので、梅雨時などは支柱を立てビニールテープなどで囲い倒伏を防止します。
●ヨーロッパでは花壇によく使われていますが、日本では多くは切り花用として栽培されています。お墓参りにはよく使われる花の一つですね!
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