オオベンケイソウ・10月の花 11 月霜月手入れ
セダム
オオベンケイソウ・9月の花

今回は、セダムを紹介します。セダムはベンケイソウ科の多肉植物で、多肉質の葉を持ち多くの種類があります。ヨーロッパ・アジア原産のセダムには落葉性のベンケイソウ、オオベンケイソウ、キリンソウなどがあります。また、メキシコ産の常緑性のセダムの魅力は葉色の多様性にあり、赤から緑、乳白色とカラフルなことが特徴です。茎の上部に小さな花がたくさん集合した大形の花序をつくります。花壇はもちろん吊り鉢やプランターでも楽しめます。


セダム

  

◆【セダムの性質
●ベンケイソウ科マンネングサ属を学名・セダムといいますが、この中にはベンケイソウと名のつくもののほかに、日本原産のキリンソウミセバヤタイトゴメマンネングサ(万年草)なども入ります。
●セダムの種類は400種類以上、オーストラリアを除いたグリーンランドからマダガスカル島まで広い地域に分布します。数cmに満たない小形種から、茎の直径が20cmにもなるキダチベンケイまで形態は多様です。
●セダムの名前はラテン語の Sedeo(座るの意)に由来します。自生するセダムの多くは、岩の割れ目やわずかな土の窪みに根をおろし生育しているケースがほとんどです。
●このように多肉質の葉を持つセダムは、日の当たる乾燥した場所を好み、極度な乾燥にも十分耐えることができます。

◆【セダムの種類
●[ヨーロッパ・アジア 原産種]
根が肥大した落葉性のイワベンケイソウ、ベンケイソウ、オオベンケイソウ、キリンソウなどが自生します。

オオベンケイソウは、草丈30〜70cmで茎が太いのが特徴です。7〜10月肉厚の葉の上に紅紫色の直径1cmくらいの小花を手まり状につけます。雄しべが長く伸びるのでベンケイソウの花よりはふんわりした感じに見えます。
ベンケイソウは、近縁種で草丈30〜70cm、6〜7月に花をつけます。葉が厚く強そうに見えるので弁慶(べんけい)にたとえ名づけられたようです。
キリンソウは、日本原産で本州北部から北海道の山や海辺の岩上に自生し、草丈5〜30cm、茎は地下茎から数本出て6〜7月に黄色い花をつけます。
ミセバヤは、日本原産で小豆島に自生し、茎は伸びると垂れ下がり秋にピンクの花をつけます。
タイトゴメは、日本原産で関西以西の海岸近くに生え、薄黄緑色の玉状の葉が寒気に当たると赤く色づきます。
マンネングサは、日本原産で本州、四国、九州の山地に自生し、約1cmの丸いヘラ状の葉をもっています。
●[メキシコ・中米 原産種]
やや耐寒性の弱い常緑性の種類が自生します。メキシコ産の特徴は、葉が高度に多肉化し球形やだ円形をしており、葉のイメージを感じさせません。
タマバは、小豆状の葉で茎は少し木化し、しだれます。
キダチベンケイ・ウスバキダチベンケイは、茎が高さ1m、直径が20cm近くになり、脱皮しながら生長し大木の風情があります。
セイタカアツバベンケイは、暖地では露地で越冬し黄花を早春に咲かせます。
シロアツバベンケイ、オウギアツバベンケイは、葉が緑白色で白花です。
★そのほか、しだれる種類、葉がボート状の種類、冬に赤く染まる種類などがあります。


  

◆【セダムの管理
●年間を通して強光線に当てたほうがよく生育します。水やり過多は禁物で夏はむしろ水を切ったほうが花つきがよくなります。
●植え付けは水はけのよい場所に3〜5月に行います。元肥は不要です。
●病虫害の心配はほとんどありません。花後に緩効性化成肥料などを株元にばらまきます。
●メキシコ産の種類はやや耐寒性が弱いので冬期は0℃以上で管理します。
●繁殖は挿し木や葉ざしが容易にできます。

◆【セダムの利用
●花壇に群植したり吊り鉢やプランター植えにして楽しみます。
●花期が長く水もあまりいらないので吊り鉢には絶好です。



オオベンケイソウ  
  オオベンケイソウ 観てね♪

◆【当家のセダム
オオベンケイソウはリンゴ樹下の日当たりの少し悪い小花壇にある。数株植え付け後、数年で株が3倍くらいに殖えた。9月初旬の淡紅色から10月下旬には次第に濃い紅色へと花色が変化します。半日陰でも十分育ち繁殖力が旺盛です。蝶の幼虫であるアオムシに葉や花をを少し食害されたが、比較的病害虫にも強い強健な宿根草です。
ミセバヤは茎がまっすぐ立たず30cmくらい垂れ下がります。茎は一株に集まります。10月ごろピンクのベンケイソウに似た小花を茎の先端に咲かせます。

  
オオベンケイソウ
オオベンケイソウ

ミセバヤ
ミセバヤ

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