ダイオウショウの葉 1 月睦月手入れ
ダイオウショウ
ダイオウショウのみどり

今回は、ダイオウショウを紹介します。ダイオウショウ(大王松)は垂れ下がった針状の葉をもっており一風変わった樹形をしています。吉祥木(縁起木)として長寿の象徴にもなっているダイオウショウの枝葉はお正月の生花の材料に利用されます。原産地がアメリカですから芝庭に植えますと洋風の建物にもよく似合います。また化粧鉢で育て玄関や広い室内を飾ることもできます。寒さに少しだけ弱いのが玉にきずでしょうか。


ダイオウショウ

  

◆【ダイオウショウの性質
●北アメリカの東南部から南部が原産で、日本では本州の関東以南に植栽されているマツ科の常緑針葉高木です。
●枝は太く細枝が少ない。冬芽は銀白色、葉は3本束生し針状で長く垂れ下がり長さ20〜40cmあり、マツ類では葉が最も長いのが特徴です。日本では花がなかなか咲きませんが、球果は円筒状長だ円形で長さが15〜20cmもあります。
陽樹でやや水分のある肥沃地を好み、小苗のときは生長もやや遅いのですがその後は早くなります。細根が少ないので移植は困難です。

◆【類似種
●[テーダマツ]
北アメリカ東南部原産で関東以南に植栽され、葉は3本束生しますが長さは10〜15cmです。
●[リギダマツ]
ミツバマツともいわれ、北アメリカ東部原産で耐寒性があり北海道でも育ちます。葉は剛健でクロマツに似ていますが、3本束生し長さが7〜9cmです。
●[ストローブマツ]
北アメリカ、カナダが原産地で、外国産のゴヨウマツ類として日本にも植栽されています。葉は青緑色で細く軟らかく、長さ6〜12cm、球果は細長くて垂れ下がります。


  

◆【ダイオウショウの管理と手入れ
●よほど根がよくできているものでなければ大きくなってからの移植や植え付けは困難が伴います。扱う適期は3〜4月ですが10〜11月中旬ごろでも扱えます。日当たりのよい肥沃な土壌であれば土質は選びません。
●樹高は高くなりますが放任しても樹形は整えます。庭の主木には向きませんが、植え込みの背景に用いたり芝庭に単植すると調和します。
●ほかのマツのように幹を曲げたり枝をためて樹形を作ることはなく、放任状態で仕立てることが普通です。狭い庭ではほかのマツと同じように、4〜5月にみどり摘みを行い短い側芽を出させ、小さく育てることも出来ます。秋から春にかけてモミアゲを行い、枝葉を透かして通風と採光をよくします。

◆【ダイオウショウの利用と用途
●枝張りはあまりありませんが、樹高があるため作り方によっては狭い場所でも使えます。芝庭に単植しますと洋風の庭にもよく調和します。
●直径30〜45cmの化粧鉢ですと、1.5〜2mくらいの高さのものまで植えられます。観葉植物として玄関や広い室内で鑑賞することも出来ます。
●12月中旬から1月ごろまでに伸びすぎた枝を剪定し、お正月の切り花の材料として利用することが出来ます。

ダイオウショウ「手入れのポイント」はこちら♪



  

◆【当家のダイオウショウ
●昔、町の朝市で小鉢に入り葉だけが草状に叢生していた小さなダイオウショウを購入・家脇の畑の袖で生長。7〜8年前に小庭隅に移植。
●小庭のリンゴがダイオウショウの枝に干渉しそうなまでに枝を張り出してきた。「かわいそうだがダイオウショウに犠牲になってもらおう」・3年ほど前にリンゴの枝より低い位置で幹を切断した。「しかし共生もあった」・・切った後で後悔している。そんな少しかわいそうなダイオウショウである。
●ダイオウショウの枝葉をお正月飾りに添えお正月気分を盛り上げました。(お正月飾りを作って新年を祝おう!をご覧ください)

  

ダイオウショウ(大王松)
ダイオウショウ 観てね♪
緑が美しい
なが〜い葉

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