◆【デージーの性質】
●名前のとおりキク科・ヒナギク属の植物です。原産地は西ヨーロッパで、もともとは芝生の中に生える一重咲きの白い花の雑草だったとのことです。元来は宿根草ですが園芸上は秋まき1年草として扱われています。
●デージーの品種改良はヨーロッパが盛んでイタリアでは国花になっています。日本でも昭和30年以後に急速に品種改良が行われ、大形で花色も濃い赤から白までバラエティーに富んだ品種が作りだされています。
●非常に強健で栽培しやすく、花つきの株でも移植は容易です。日当たりを好み花は日光が当たると開き夜間は花が閉じます。
◆【品種】
●[平弁系]
花弁が舌状をしているタイプで、花径2〜3cm・早咲き・多花のカーペット(花色:赤・ピンク)、花径4〜5cmのモンストローザ(花色:赤・ピンク・白・混合)などがあります。
●[管弁系]
花弁が管状にみえるタイプで、花径約2cm・ポンポン咲きのポンポネット(花色:濃赤・ピンク・白・混合)、花径約4cm・濃赤色のエトナなどがあります。
●[半管弁系]
完全な管状ではないタイプで、花径約4cmのコロナ(花色:赤・白)、花径7〜8cmのシベリウス(花色:赤・ピンク・白・混合)などがあります。 |