デージー・平弁系 5 月皐月手入れ
デージー
デージー・管弁系

今回は、デージーを紹介します。デージーは和名をヒナギク(雛菊)といいますね。「お雛様のようにかわいい小さい菊」・・名前にぴったりです。冬から初夏までつぎからつぎへと咲きつづけることからエンメイギク(延命菊)、チョウメイギク(長命菊)ともいわれる可憐な花です。


デージー

  

◆【デージーの性質
●名前のとおりキク科・ヒナギク属の植物です。原産地は西ヨーロッパで、もともとは芝生の中に生える一重咲きの白い花の雑草だったとのことです。元来は宿根草ですが園芸上は秋まき1年草として扱われています。
●デージーの品種改良はヨーロッパが盛んでイタリアでは国花になっています。日本でも昭和30年以後に急速に品種改良が行われ、大形で花色も濃い赤から白までバラエティーに富んだ品種が作りだされています。
●非常に強健で栽培しやすく、花つきの株でも移植は容易です。日当たりを好み花は日光が当たると開き夜間は花が閉じます。

◆【品種
●[平弁系]
花弁が舌状をしているタイプで、花径2〜3cm・早咲き・多花のカーペット(花色:赤・ピンク)、花径4〜5cmのモンストローザ(花色:赤・ピンク・白・混合)などがあります。
●[管弁系]
花弁が管状にみえるタイプで、花径約2cm・ポンポン咲きのポンポネット(花色:濃赤・ピンク・白・混合)、花径約4cm・濃赤色のエトナなどがあります。
●[半管弁系]
完全な管状ではないタイプで、花径約4cmのコロナ(花色:赤・白)、花径7〜8cmのシベリウス(花色:赤・ピンク・白・混合)などがあります。


  

◆【デージーの栽培
●[種まき]
9月中旬に平鉢などを使い市販の播種用土に播きます。本葉2枚で仮植え(用土:赤玉土2・腐葉土1)し、11月上旬育苗床に約10cm間隔に移植します。氷点下5℃まで耐えますが霜を避け越冬させます。
●[定植]
3月中旬に15〜20cm間隔で定植します。市販の苗は根鉢を少しくずしてから植えると土になじみやすく生育が順調になります。
●[施肥]
苗床・花壇とも元肥として4kg/uの堆肥や腐葉土に1握りの化成肥料を加えて耕しておきます。その後、生育をみながら液肥や化成肥料を少し与えます。
●[病虫害]
3〜4月はアブラムシが発生しやすいので、植え付け時に殺虫粒剤を土中に混入すると発生を防止できます。
●[管理のコツ]
日当たりのよい場所で育成することが花つきをよくする必須条件です。また育苗中や定植後は乾燥させないように水やりに注意します。

◆【デージーの楽しみ方
小輪種は花壇に密植するとカーペットのようになって色のグラデーションも楽しめます。大輪種は鉢やプランターに植えてアプローチの装飾に好適です。



池端のデージー  
  デージー 観てね♪

◆【当家のデージー
●小庭の池手前端に毎年4月上旬から咲き始める。デージーは元来は宿根草であるから株のまま越冬するらしい。もしくは種子でも繁殖するのかもしれない。苔の生えている比較的湿った場所に生育している。夏の乾燥期などは意図的に潅水を行っている。
●今年はデージーの1年間の生育過程を細かく観察してみようと思っている。

  
平弁と管弁


紅花とポンポン花
混合花


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