◆【カモミールの特徴】
●カモミールの原産地は北ヨーロッパ、西アジアで、キク科の1年草または宿根草です。世界中の温暖な地域によく見られるデージーの仲間で別名をカモマイル、カミツレともいいます。
●1年草のジャーマン種(ジャーマンカモミール)と宿根草のローマン種の2種類があります。ジャーマンカモミールは日本全国で栽培可能ですが、ローマン種は関東以西での栽培となります。花はキク科特有の清楚な形をしており、香りはリンゴに似ています。
●生長が旺盛で収穫も早く作りやすいハーブです。草丈約60cm、花期は3〜9月です。
◆【ジャーマンカモミールの栽培】
●[種子まき] 4月、9月中旬が適期。日当たりと水はけのよい場所がよく、播種用土にまき、発芽したらやや乾燥気味に管理します。本葉が出たら箱に赤玉土と腐葉土を2対1の割合で混ぜた用土を入れた苗床を作り、2〜3cm間隔で仮植えします。
●[定植] 1u当たり堆肥をバケツ1杯、化成肥料2握りを施した耕土に、春まきは5月下旬に、秋まきは3月中旬に20〜30cm間隔に植え付けます。
●[施肥] 固形肥料を月1回置き肥するとよく生長します。肥料が多すぎるとアブラムシの発生が多くなりますので多肥には注意します。
●[収穫] 花を利用しますので、収穫は花が咲き過ぎないうちに毎朝摘み採ります。
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