ホトトギス・桃源 11 月霜月手入れ
ホトトギス
ホトトギス・白秋

今回は、ホトトギスを紹介します。鳥の名前のついている山野草・・めずらしいですね!ホトトギスの花弁に現れる紫色の班紋が鳥のホトトギスの胸の斑紋に似ていることから名づけられたといいます。日本全国に自生が見られ種類も多く、栽培が容易な山野草です。


ホトトギス

  

◆【ホトトギスの性質
●ユリ科の宿根草で別名をユテンソウ(油点草)といいます。一部の種には葉に油状の斑紋が現れることからユテンソウの別名があります。
●全国の山地の林床や林縁に自生し、花期は7〜10月・・を飾る代表的な山野草です。冬期は葉を落として休眠し、春に新しく芽を伸ばして生長して大半の種は秋に開花します。一部、夏に開花する種があります。
●東アジアからインドにかけて約20種が自生分布しますが、そのうち半分の約10種が日本に自生します。

◆【種類
●[花弁に紫紋の出る種]
本州の関東の一部から四国、九州と西日本を中心に分布するホトトギス、本州の中部地方以西から西日本に自生するヤマホトトギス、北海道から九州まで広く自生するヤマジノホトトギスがあります。
●[黄色花の種]
夏期に咲き全国に自生するタマガワホトトギス、本州の一部から四国、九州に自生するキバナノホトトギスやタカクマホトトギス、本州の一部から四国、九州に自生するチャボホトトギスなどがあります。
●[花穂が下垂する黄色花の種]
四国と九州の一部に自生するジョウロウホトトギス、自生地の地方名のついたキイジョウロウホトトギス、サガミジョウロウホトトギス、スルガジョウロウホトトギスなどがあります。
●[交配種など]
さらに花の選別種や交配種が多く作出されています。


  

◆【管理と手入れ
●赤玉土4、軽石砂4、腐葉土2などの配合土を使用し、植え付け・植え替えは3月上旬〜4月中旬に行います。植え替えは1〜2年に1回行います。鉢は深めのものがよく、下垂する種はとくに深く大きめの鉢を使います。
●年間を通して朝日が当たる程度の半日陰で栽培します。水は芽の活動が始まる時期は多めに与え、その後は鉢の表土に乾き具合を見ながら与えます。夏期は水切れによる葉枯れが生じやすいので注意します。
●春と花後に油粕と骨粉などの固形肥料を鉢土の縁に置肥します。さらに、春から初夏にかけて液肥を併用すると花つきがよくなります。
●株分けと挿し芽で殖やします。株分けは植え替え時に古い根を取り除くと新しい芽が増殖していますのでこれを分けます。挿し芽は5〜6月ごろ摘心した芽を鹿沼土に挿します。

◆【楽しみ方
●下垂する種を除くほかの種は、庭の落葉樹の下など半日陰の下草として露地植えに向きます。また一輪ざしの花としても利用できます。
斑入り葉などの選別種も多くありコレクションとして楽しめます。



鉢植えのホトトギス  
  ホトトギス 観てね♪

◆【当家のホトトギス
●数年前にコハクジョウロ、白秋、ツキヌキの小株を購入鉢植えにした。翌年、桃源ホトトギスの株を購入し同じ鉢に植え込んだ記憶がある。株も殖えて昨年から咲きはじめ、今年は4種類がきれいに咲き揃った。
●花の大きさではコハクジョウロが最大、次にツキヌキ、白秋・・桃源ホトトギスは少し小形である。草丈では桃源ホトトギスが最大(40〜50cm)、コハクジョウロ、白秋・・ツキヌキは草丈が低く(20〜30cm)茎も細く下垂する。ホトトギスの花つきはよく順次開花し長期間咲き続ける。

  

桃源
白秋

コハクジョウロ
ツキヌキ


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