アカマツの雌花 1 月睦月手入れ
アカマツ
アカマツの雄花

今回は、アカマツを紹介します。日本の自然の景観のなかの主木としてアカマツは欠かせない存在ですね!樹皮が赤褐色なのでアカマツ(赤松)といわれています。また別名をメマツ、オンナマツともいわれます。これはクロマツにくらべて樹形が優美で女性的な感じがするからです。庭木のほかに盆栽や鉢植えなどにして観賞されます。


アカマツ

  

◆【アカマツの特徴
●本州、四国、九州(屋久島まで)の山地に広く分布しているマツ科の樹高20〜30mにもなる常緑針葉高木。樹皮が赤褐色で老木では下部が亀甲状に割れる。冬芽は赤褐色、葉は二本束生し、針状で細長く、クロマツよりはしなやかです。
雌雄同株で、4〜5月に新梢の先端に紅色で長さ約5mmの雌花をつけ、雄花は下部に多数つきます。球果は卵状円錐形で翌年の秋に熟し、開くとほぼ球形になる。種子には刀状の翼があります。
陽樹で生長は早く、耐寒性が強くやせ地にも育ちますが、潮害や大気汚染には弱い性質があります。

◆【類似種
●[リュウキュウマツ]: 沖縄諸島から鹿児島県トカラ列島まで分布していて樹皮が黒褐色をしています。葉は2本でアカマツに似ますが、長さは10〜20cmもありアカマツより長いのが特徴です。
●[アカクロマツ]: アカマツとクロマツの雑種で、形質がアカマツに近いものをアイアカマツ、中間的なものをアイノコマツ、クロマツに近いものをアイグロマツといいます。


  

◆【管理と手入れ
●クロマツの幹を曲げて背丈を低くし、枝を横に張らせたがっしりとした仕立て方に対して、アカマツは女性的な優しい樹形を生かした仕立て方にします。
●幹を素直に伸ばし、枝はあまり張らせないように心がけ、みどり摘みもあまり強く行わないようにします。細い枝はつけ根から切り取り、枝葉は風通しよく透かします。
●クロマツの雄大さに比べて、アカマツは非常に繊細な感じを与える木で、枝の流れや向きなどで大きく感じが変わるため、幹や枝の流れをよくみきわめて、植える位置を決めます。
●”アカマツのよく育つ所は地力がない”といわれます。空気がきれいで日当たり排水のよい場所なら、粘質、砂質地ともによく生育します。
●クロマツと同様に5月のみどり摘みと晩秋のモミアゲは欠かさないで行います。

◆【利用と用途
●優美な樹形のアカマツは、庭の主木として空気のよいところならそのよさを十分に発揮します。
●ジャノメマツなど園芸品種も多く、鉢植えや盆栽としても観賞されます。

アカマツ「手入れのポイント」はこちら♪



アカマツの雄花  
  アカマツ 観てね♪

◆【当家のアカマツ
アカマツ No.1(樹高約3.5m)は、30年ほど前にご親戚A家の伯母さまから樹高50cmほどの鉢植えをいただき地植えした。生育途上に幹を曲げた記憶がある。自分の背丈以上にもなるとなかなか幹も自由には曲げられないものである。(右前方からの画像です)
アカマツ No.2(樹高約3.5m)は、やはり30年ほど前に近くの里山から20cmほどの山掘り苗を移植した。こちらも幹を曲げたりして仕立てた記憶がある。頂上部の笠とその下枝は、幹の芯を止めた位置から脇枝を立ち上がらせた記憶がある。
(アカマツの右はピラカンサ・・秋の画像です)
アカマツ No.3(樹高約2.5m)は、小庭の池造成時に植栽したものでかなりの老木である。50年は生きたであろうか幹が亀甲状に割れている。赤い幹がとくに美しい。(画像の左側にクロマツの流枝が入り主木のアカマツおばさんには申し訳けない・・(^^♪)

  

アカマツ No.1
アカマツ No.2
アカマツ No.3


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