オウゴンシノブフバの樹冠 5 月皐月手入れ
ヒノキ・サワラ類
ヒムロの樹冠

今回は、ヒノキ・サワラ類を紹介します。庭木としてはサワラ類が使われ、ヒノキはご存知のように建築材料として使われますね。どちらもヒノキ科の植物です。サワラは別名ヒバともいわれます。ここでは庭木として使われるサワラ類をご紹介します。


サワラ

  

◆【サワラの特徴・性質
●別名ヒバ、サワラギとも呼ばれ、本州の岩手県以西、九州に分布する常緑針葉高木で、樹形は円錐形、樹皮は赤褐色でヒノキより幅がやや狭く、縦にはげる。葉は鱗状で交互対生し、ヒノキより先が鋭くとがる。裏面の白色気孔腺は幅が広く、ヒノキがY字型なのに対しH字型になります。
●3月に開花し、球果は球状、径0.6〜0.8cmでヒノキよりも小型です。
●性質は、やや水湿に耐え、適湿の深土でよく育ち、生長が早い。幼時は耐陰性があり、刈り込みに耐え、移植は容易です。大気汚染には中程度の強さです。

◆【サワラの変品種
●[シノブヒバ]
通称ニッコウヒバ(日光ヒバ)と呼ばれ、サワラとヒムロの中間型で、枝はやや上向し、小枝は羽毛状につきます。葉はサワラより細長く先がとがって外反し、淡い緑色でやや軟らかい。
●[オウゴンシノブヒバ]
通称ホタルヒバとも呼ばれ、シノブヒバのなかで春の新葉が黄金色で美しい品種です。
●[ヒムロ]
ヒムロスギともいい、枝が密生し、葉は青白緑色で柔らかな細い針状線形です。全体が灰白色に見え、ソフトな美しさがあります。


  

◆【管理と手入れ
●肥沃な湿潤地が生育に適します。耐陰性もありますが日当たりのよいほうが美しく仕上がります。
●仕立て方は円錐形や円筒形に刈り込むことも多いのですが、枝葉の細かいシノブヒバやヒムロは、散らし玉仕立てや車仕立てにも作られます。
●刈り込みものは枝を伸ばしてから刈ると枝枯れを起こしやすいので、年2〜3回基本形に沿って早めに少しずつ刈ります。
●病虫害ではサビ病とハダニが時に発生します。サビ病は中間寄主であるナシ、ボケ、カイドウなどと一緒に植えてある場合に多く発生します。
●小枝が密生してくると採光、通風が悪くなり、枝枯れを起こしやすくなるので、整枝、剪定を行って防ぎます。

◆【利用と用途
庭木としては、植えつぶし材、生垣、仕立てもの、列植などに使われます。

サワラ類「手入れのポイント」はこちら♪



  

◆【当家のサワラ類
●オウゴンシノブヒバとヒムロがそれぞれ5〜6本ずつ、一本ずつ交互に植えてある。どちらも昔、親戚のA家からいただいたものである。樹高は、オウゴンシノブヒバが3m、ヒムロが1.5mほどである。
●隣家との境に植栽してあるが、いずれも散らし玉仕立てである。樹木の植栽密度が高い場合は、通風をよくすることが大切である。そんな考えでの仕立てである。
●小さい時はよかったが大きくなると樹間が狭くなる。といって移す場所もほかにない。オウゴンシノブヒバより生長の遅かったヒムロが樹高1.5〜1.6mで芯を止められ、オウゴンシノブヒバの樹間の裾でなんとか生かされている・・そんな少し可愛そうなヒムロではある。(同情してもらって有難う!ホタルヒバくんが主役・・わたしは黒子役でいいの!(*^。^*))


オウゴンシノブヒバ・5月
オウゴンシノブヒバ・ヒムロ 観てね♪
同左・8月
ヒムロスギ・8月


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