スイレン・ダーウィン 8 月葉月手入れ
スイレン
スイレン・スノーボール

今回は、スイレンを紹介します。和名の”スイレン”は、日本などに自生するヒツジグサの漢名”睡蓮”を日本語読みにしたもので、現在は洋種スイレンを含めて単にスイレンと呼んでいます。睡蓮の名は、葉と花の形がハスに似ていて、花が朝に開いて夕方に眠るように閉じることを意味しています。水上に浮かぶスイレンの花には思わず涼感を誘われますね!


スイレン

  

◆【スイレンの特徴
●別名をウォーターリリーとも言われるスイレンは、ヒツジグサ科の宿根性の水生植物で、根茎や塊茎から泥中に根を伸ばし、葉は水面に浮かびます。葉の間からは白、黄、桃、赤、青などの花が水面上に、または水に浮かんで咲きます。
●寒さに強い耐寒性種と、寒さに弱い熱帯性種があり、熱帯性種のなかには昼咲きと夜咲きがあります。花期は5月〜9月、日本全国の日当たりのよい水湿地で栽培できます。

◆【種類と品種
[耐寒性種]:
花径13〜20cmの大輪のものと、花径7〜10cmの葉も小形のヒメスイレンがあります。大輪には白、黄、赤、桃の花色の品種があります。ヒメスイレンには、黄、桃、白の品種があります。
[熱帯性種]:
葉や花が一般的に耐寒性種より大きく、葉の縁に鋸歯のようにギザギザがあります。昼咲きには白、赤、黄色、青、紫などの花色の品種があります。夜咲きは午後9時ごろから翌朝9時ごろまで開花し、黄、青、紫以外の花色の品種があります。


  

◆【栽培のポイント
[耐寒性種]:
●寒さに強く、氷結がはなはだしい地方でも、泥土の深い池で根茎がしっかり張っていれば越冬します。鉢植えの場合は、室内で水槽に株を植えた鉢を沈めておけば越冬できます。乾燥すると株が腐敗します。
●日当たりのよい所と肥料分に富んだ土壌を好みます。水深は泥の表面から10〜20cmあればよく、葉が水面を覆って日が水中に差し込まないと花立ちが悪くなる原因にもなります。
●春に塊根を購入し栽培を始めます。
池に地植えする場合
植える3か月前に水を抜いて、1u当たり有機配合肥料100gと骨粉100gを施し、泥とよく混ぜておきます。水を張って定植しますが、3年ほど植え置く場合は約2×1m間隔に植えます。
鉢植えの場合
塊根が太く、芽がしっかりしたものを選んで購入し、長いものは芽の下7〜8cmの所から切ります。6〜8号鉢に荒木田土を4分の1ほど入れ、棒でよく突き固め、その上に発酵済みの固形油粕3〜4個と骨粉10g程度を元肥として施します。さらに荒木田土を入れ株が中央に収まるように土を突き固めながら9分目まで土を入れます。芽の部分は必ず土の上に出るように植えます。水の深さは最初は芽の上5cmくらいにし、生育につれて水深を15〜20cmにします。ヒメスイレンは4号鉢に植え、水深を5〜10cmにします。毎年春に植え替えます。
[熱帯性種]:
●水温が20℃以上になると芽が動き出しますので、5月下旬ごろ8〜10号鉢に植えます。荒木田土と元肥を耐寒性種と同じ要領で突き固めて鉢に詰め、鉢ごと水に沈めます。表土が軟らかくなったら指で穴を開けて塊根の芽を折らないようにしながら植えつけます。1株で1uの面積が必要です。
●越冬:11月下旬に掘り上げて葉を切り、きれいに洗い、水槽の底に砂を入れて塊根を埋め、水温を12℃前後に保つようにします。



池の淀みのスイレン
  スイレン 観てね♪

◆【当家のスイレン
●当家に水のない池がある。この池の淀みで生育していた盆栽風寄せ植えのマツが枯死した。盆栽風寄せ植えのなかで唯一救済したのがモミジ小盆栽である。こんな背景のある「水のない池の淀み」である。
●この淀みにスイレンを鉢植えで栽培することにし、昨年4月に下記の3品種を購入し、7号の浅鉢に上記の栽培ポイントを参照して植えつけた。ダーウィンとスノーボールの2品種が咲きました!
●購入した耐寒性スイレンの特徴です。
ダーウィン:大型スイレンで幾重にもなる花弁、中心に向かって徐々に濃くなる甘いピンクのグラデーションは息をのむほどの美しさです。
スノーボール:ウェデングドレスを想わせる、澱み(よどみ)のない純白の大型多弁花です。
オーロラ:ほんのりオレンジに染まる、フレッシュな印象の中型品種です。
●今年春4月に植え替えを行ったスイレンは、ダーウィン、スノーボールが咲いています。オーロラは咲いたらご紹介しましょう。


ダーウィン
スノーボール


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