◆【ユッカの特徴】
●ユッカ(属名)の名前Yuccaは、「中南米の土語でキャッサバ(トウダイグサ科)の根をユカ(Yuca)と呼んでいたことから、根の形が似ていたため間違って学名がつけられた」とのことです。
●ユッカはリュウゼツラン科の常緑低木。原産地は北米西南部、中米、西インド諸島で、北アメリカ南部から南アメリカに約60種が分布しています。ユッカには温帯産と熱帯産のものがありますが、ここでは熱帯産のユッカ・エレファンティペスをご紹介します。
●棒状の幹の頂部付近から、針状で革質の茎葉が立ち上がるように伸び出し、茎が上部に伸張します。葉の先端は尖りますので、幼児のおられるご家庭では少し注意が必要でしょう。
◆【主な品種】
●[ユッカ・エレファンティペス]
熱帯産で、メキシコ南部からグアテマラにかけて分布し、樹木状に樹高 10mにも達します。丸太のような幹から針状の尖った葉が出ている姿がなんとも面白いですね! 葉が比較的軟質で刺がないので観葉植物としてとくに人気があります。概して暑さ寒さにも強く育てる手間がかかりません。 黄白色の縞模様が入るバリエガタという園芸品種もあります。
●[アツバキミガヨラン]
温帯(北米南部)産で、葉は肉質が硬く灰緑色で、葉先は触ると皮膚に傷がつくほど鋭い刺があります。花は頂部に円錐花序をなして咲き、鐘形で白色です。耐寒性がありますので庭木として植栽されています。
●[イトラン]
温帯産で、やはり庭木として利用されています。
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