ゼラニウム・緋紅花 7 月文月手入れ
ゼラニウム
ゼラニウム・白花

今回はゼラニウムを紹介します。花とともに葉もたいへん美しく、丈夫で育てやすい植物ですね!花の時期も長く半年近く咲いています。挿し木で簡単に殖やすことができ、まさに家庭園芸向きの草花です。


ゼラニウム

  

◆【ゼラニウムの特徴
●原産地は南アフリカですが、18〜19世紀にヨーロッパで交配が行われ、現在のようなゼラニウムが作られました。
●別名をテンジクアオイともいい、フウロソウ科の宿根草です。茎が多肉質で半低木状になり、葉は腎臓形で葉縁は歯芽状です。葉色は緑葉種、黒紫葉種、斑入り葉種などがあります。
●草丈は50cm以上の高性種、20〜30cmの矮性種、20cm以下の極矮性種があります。花は八重咲きが多く、花期は3月〜7月、10月〜11月と長期にわたります。花色は原種の緋紅色のほか、白、ピンク、サーモン、ローズ紅、紫紅など、さらには底白や白覆輪などがあります。

◆【園芸品種
●[実生系]: 種子から育てる品種で、生長が早く開花までの期間が短いのが特徴です。一重咲きが多く、草丈が低くて咲き始めます。
●[アイビーゼラニウム]: 茎が細く蔓(つる)状に伸びるゼラニウムです。吊り鉢用に向いています。
●[ニオイゼラニウム]: ハーブとして利用される品種です。深裂した葉に芳香がありますが、花は観賞用としては貧弱です。


  

◆【管理と手入れ
●日当たりを好みますので、春は霜の降りる心配がなくなったら戸外に出します。
●肥料はほとんど必要としません。しかし戸外で栽培の場合は、半月に1回くらい1000倍液肥を与えたり、2か月に1回くらい化成肥料を与えると生育がよくなります。病害虫の心配はほとんどありません。
●水やりは、生長期でも鉢土の表土が乾いて1〜2日後にたっぷりと与えます。水の多いのを嫌いますので、梅雨時には軒下に移動します。
●冬期は、無霜地域以外は戸外では越冬できません。3〜5℃以上で管理します。
●開花後、草丈が高くなって下葉が落ち格好が悪くなったら、草丈を低く切り戻します。切り戻し後は2か月くらいは花が咲きませんが、その後は株の姿もよく花も咲くようになります。
●繁殖は挿し木で行います。株を整姿したときに切り取った茎を15cmくらいの長さに切り、切り口を日陰で1日乾かしたあと赤玉土に挿すと2〜3週間くらいで発根します。作業は6月〜10月末まで行えます。

◆【利用と用途
●プランターや鉢に植え、窓辺やベランダを飾ります。
●アイビーゼラニウムは、洋風花壇への植え込みや吊り鉢仕立てで観賞します。



鉢植えのゼラニウム
  ゼラニウム 観てね♪

◆【当家のゼラニウム
●数年前にご親戚のI家からいただいた。10号丸鉢にオリズルランと一緒に寄せ植えされていた。オリズルランとゼラニウム・・どちらも少し元気がなく、そろそろ植え替えの時期にきていた。
いただいてすぐにそれぞれ別個の鉢に植え替えを行った。それからは見違えるように元気を出したものである。
●ゼラニウムは高性種で、白色と緋紅色の花が咲いた。紅白でお目出度い!と花が咲いたときにはお祝いをいただいた気分であった。今年の春に草丈を低く切り詰めて仕立て直した。現在は草姿の低い株に白い花がまず咲き始めた。すぐに緋紅色の花も咲くであろう!
一鉢で紅白の花を観賞できるのは嬉しいものである。
●一緒にいただいたオリズルランは、今年の4月に本ページでご紹介した。御礼の意を込めてリンクを貼っておきたい。


緋紅花
同左
白花


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