アサガオ 9 月長月手入れ
アサガオ
アサガオ

今回はアサガオ(朝顔)を紹介します。アサガオは夏の風物詩ですね!垣根作りのアサガオ、屋根まで届くアサガオ、鉢作りのアサガオ・・アサガオを観賞しながらの朝の散歩も楽しいですね!夏の朝の一服の清涼剤です。巨大輪のアサガオ、奇花・奇葉の”変化アサガオ”にもびっくりです。

朝顔に釣瓶(つるべ)とられて貰い水


アサガオ

  

◆【アサガオの特徴
●ヒルガオ科の一年草で、つる性の植物です。原産地は熱帯アジア、ヒマラヤ高原地帯といわれています。
●葉は広く、三尖形で、細毛があります。花は円錐形をしており、雄しべ5、雌しべ1を有します。
●日本へは、奈良時代から平安時代にかけて遣唐使が種子を薬用として持ち帰ったのが最初といわれています。奈良、平安時代には薬用植物として扱われていました。{ 万葉集に詠まれている”あさがほ”(朝顔)は、キキョウかムクゲであると解釈されています。 }
●江戸時代に入ると品種改良が進み、観賞用植物として、花形が様々に変化した朝顔が誕生し注目を浴びました。花径が大きい大輪アサガオ(大輪朝顔)に対し、花形や葉が変化する品種を変化アサガオ(変化朝顔)と呼ぶようになりました。

◆【園芸品種
●[大輪アサガオ]
種子で系統や品種が固定されており、花径が20cm以上ある巨大輪の品種もあります。
●[変化アサガオ]
★メンデルの遺伝の法則にもとづき、出物は少ない確立で現れます。双葉(子葉)の形により咲く花がわかるため、選別を行って良い品種を育成保存します。変化アサガオは遺伝子の研究材料にも使われるそうです。
出物(でもの):隠れていた劣性遺伝子が現れ、雄しべ、雌しべが花弁化します。(出物牡丹など奇花が咲きます)
正木(まさき):毎年種子が取れ、同じ花や葉を継続して咲かせます。(桔梗咲き、木立、石化、台咲きなど)
親木(しんぼく):遺伝子を持った変化アサガオを隠しもった種子取り用の株です。(親木の候補として残した様々に咲く牡丹咲きは、親牡丹といいます)
●[西洋アサガオ]
アメリカで改良されたアサガオで、中輪で昼咲き。スカーレットオハラなどの品種があります。


  

◆【栽培のポイント
種子まきは、5月中旬から下旬に行います。鉢仕立ての場合は、深さ5cmくらいの鉢か箱に川砂かバーミキュライトを入れ、1粒ずつ3〜5mmの間隔に並べ1.5〜2cm覆土します。露地にまく場合は、日当たりと風通しのよい場所で、排水のよい粘土質の土壌が適します。1箇所に2〜3粒ずつ、20〜30cm間隔にまきます。
定植は、6月ごろ本葉が4〜5枚出たころに行います。用土は田土か畑土を5、腐葉土4、川砂1の割合で配合します。
肥料は、直まきの場合は、元肥として有機成分と化成肥料を施します。鉢作りの場合は、窒素やリン酸、カリをバランスよく配合した肥料を与えます。

◆【利用と用途
●鉢作りの場合は、あんどん作り(3本の竹に3個の輪をつけた支柱に蔓をからませる)や、数咲き作り(摘心2回の孫づる仕立て)などで楽しみます。
●垣根に絡ませたり、また、日当たりのよい窓の遮光も兼ねて室内から観賞出来るようにして楽しみます。
●アサガオの種子は、生薬名を牽牛子(けんごし)といい、利尿や下剤としての薬効があります。粉末にして利用します。


  

◆本ホームページ内のアサガオに関する記事は、下記もご覧ください。
●ティータイム・小庭の大輪朝顔
●ティータイム・小庭の変化朝顔
●ティータイム・えっ! ”これが朝顔?”展〜その1
●ティータイム・えっ! ”これが朝顔?”展〜その2
●ティータイム・大輪朝顔展

 

生垣に絡んだアサガオ
  アサガオ 観てね♪

◆【当家のアサガオ】(朝顔)
●最初のアサガオ栽培は'02年であるから4年前になる。
ご近所の方からいただいた種子をシンパクの生垣の樹間にまいた。シンパクに絡んで元気に生長し美しい花を咲かせた。(画像右側と下段左側)
●この年はリンゴの作もよく、アサガオとリンゴのペア画像も撮れた。
アサガオが咲き終わり葉が枯れた秋・・シンパクの葉に元気がないことに気がついた!生垣のシンパクの日当たりが極端に悪化したためである。
「後悔先に立たず」の念を抱いたが、その後シンパクも元気を取り戻し事なきを得た。苦い想い出のある最初のアサガオ栽培であった。
●'04年の8月・大輪朝顔展と変化アサガオ展を観賞し、アサガオに少なからず興味をもった。秋にいただいた変化アサガオの種子を翌'05年の春5月にまき、待望の変化アサガオが8月から10月にかけて咲いた!
栽培の記録は「小庭の変化朝顔」をご覧ください。
●時を同じくして大輪朝顔の種子をいただき、'05年の春5月にまいた。8月には大輪朝顔の花を観賞することができた。
画像は「小庭の大輪朝顔」をご覧ください。
●昨年咲いた変化朝顔と大輪朝顔の種子を保存し今年の春にまいた。プランターに直まきをしたがどちらも発芽がよくない。結局のところ変化朝顔と大輪朝顔 がどちらも仲良く?一株ずつ生き残ったのである。
8月25日に咲いた画像が下段右側である。種子の品質がよくなかったのか、栽培方法が悪かったのか・・いずれにしても変化朝顔の品種の維持保存の難しさを思い知らされた次第である。


アサガオ(青いリンゴがバックに!)
後ろの丸い玉はな〜に?・・リンゴで〜す!
変化朝顔(左)と大輪朝顔(右)
同じプランターに植えつけた変化朝顔(左)と大輪朝顔(右)です


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