◆【ヘリアンツスの性質】
●原産地は北アメリカで、キク科・ヘリアンツス属(和名:ヒマワリ属)の宿根性ヒマワリです。日本全国で栽培が可能です。
●草丈1〜2mになる大形の宿根草で、丈夫で作りやすく夏7月から秋10月にかけて花の少ない時期に咲きます。
●花径5〜10cm、花が次々と長期間咲くのが特徴です。同じ仲間であるキクイモは、野生化して日本各地の路傍で夏に黄色い花を咲かせています。
◆【種類と品種】
●[ヘリアンツス アトロルーベンス]
草丈2m前後、葉は槍形で黄色一重の花が咲きます。品種には黄色花・半八重種のモナークがあります。
●[ヘリアンツス デカペタルス]
和名をコヒマワリといいます。草丈60〜150cm、茎は上部で分枝して先端に花弁が10枚以上ある淡黄色の花をつけます。日本へは明治の中頃にヨーロッパから渡来しました。草丈が高く上部で分枝するために栽培時には支柱が必要です。主な品種は次ぎの通りです。
★ロンドン ゴールド:草丈1.5m前後・黄色花・万重咲き。
★モーニング サン:草丈1.3m前後・鮮黄色・丁子咲き。
★ケープノック スター:草丈1.2m前後・緑色がかった黄色・八重咲き。
★リレイドール:黄色・八重咲き・花弁がねじれます。
●[ヘリアンツス サリキフォリウス]
和名をヤナギバヒマワリといいます。草丈2m以上、細長い線形の葉をもち、分枝した茎の先端に径約5cmの淡黄色、一重の花が9〜10月に咲きます。品種にはゴールデン ピラミッドがあります。
★ゴールデン ピラミッド:草丈1.5m前後、原種より茎が剛直で、花弁と花弁の隙間が少なく、濃黄色の径5〜7cmの二重咲きの花が9月下旬ごろより咲きます。戦後日本に輸入され切り花用に栽培されています。
●[ヘリアンツス リギヅス]
草丈30〜100cm、茎は剛直、葉は長だ円形で長く厚い。長い丈夫な花柄の先に径3〜10cmの黄色、八重咲きの花を1〜3花つけます。花の中心は紫色か褐色。花期は8〜10月です。
|