ヤナギバヒマワリ(品種:ゴールデン ピラミッド) 11 月霜月手入れ
ヘリアンツス
ヤナギバヒマワリ(品種:ゴールデン ピラミッド)

今回はヘリアンツスを紹介します。ヘリアンツスは宿根性のヒマワリです。品種により和名をコヒマワリ、ヤナギバヒマワリといい、明るい黄金色の花は澄みわたる秋の青空に映え、花壇や庭植えで楽しめます。また昔から切り花として利用されています。


ヘリアンツス

  

◆【ヘリアンツスの性質
●原産地は北アメリカで、キク科・ヘリアンツス属(和名:ヒマワリ属)の宿根性ヒマワリです。日本全国で栽培が可能です。
●草丈1〜2mになる大形の宿根草で、丈夫で作りやすく夏7月から秋10月にかけて花の少ない時期に咲きます。
●花径5〜10cm、花が次々と長期間咲くのが特徴です。同じ仲間であるキクイモは、野生化して日本各地の路傍で夏に黄色い花を咲かせています。

◆【種類と品種
●[ヘリアンツス アトロルーベンス]
草丈2m前後、葉は槍形で黄色一重の花が咲きます。品種には黄色花・半八重種のモナークがあります。
●[ヘリアンツス デカペタルス]
和名をコヒマワリといいます。草丈60〜150cm、茎は上部で分枝して先端に花弁が10枚以上ある淡黄色の花をつけます。日本へは明治の中頃にヨーロッパから渡来しました。草丈が高く上部で分枝するために栽培時には支柱が必要です。主な品種は次ぎの通りです。
★ロンドン ゴールド:草丈1.5m前後・黄色花・万重咲き。
★モーニング サン:草丈1.3m前後・鮮黄色・丁子咲き。
★ケープノック スター:草丈1.2m前後・緑色がかった黄色・八重咲き。
★リレイドール:黄色・八重咲き・花弁がねじれます。
●[ヘリアンツス サリキフォリウス]
和名をヤナギバヒマワリといいます。草丈2m以上、細長い線形の葉をもち、分枝した茎の先端に径約5cmの淡黄色、一重の花が9〜10月に咲きます。品種にはゴールデン ピラミッドがあります。
ゴールデン ピラミッド:草丈1.5m前後、原種より茎が剛直で、花弁と花弁の隙間が少なく、濃黄色の径5〜7cmの二重咲きの花が9月下旬ごろより咲きます。戦後日本に輸入され切り花用に栽培されています。
●[ヘリアンツス リギヅス]
草丈30〜100cm、茎は剛直、葉は長だ円形で長く厚い。長い丈夫な花柄の先に径3〜10cmの黄色、八重咲きの花を1〜3花つけます。花の中心は紫色か褐色。花期は8〜10月です。


  

◆【ヘリアンツスの栽培
●[植え付け]
春か秋に苗を植えつけます。また種子を春にまいて栽培します。日当たりと水はけのよい場所を好み、土質は選びません。苗が15cmほど伸びたときに摘心をし、わき芽が伸びて葉が4〜5枚になったら再度摘心しますと、開花が少し遅れて花が少し小さくなりますが、低い草丈で多くの花が咲きます。
●[鉢栽培]
5号鉢に赤玉土6、腐葉土3、堆肥1の混合土に植えます。元肥は緩効性肥料を鉢上に置き肥します。庭植えと同様に1〜2回摘心しますとボリューム感ある鉢物になります。
●[施肥]
庭植えでは摘心前に化成肥料を、鉢植えでは液肥を与えます。鉢栽培では20日に1回つぼみが見えるまで液肥を与えます。
●[手入れのポイント]
摘心をすると分枝数が増えて花つきが多くなります。勢いの弱い枝は花がつかないので通風をよくするためにも元から切り取ります。一番花が咲いたあと切りつめますと二番花が咲きます。
●[繁殖]
株分けか5月の挿し芽で行います。秋の株分けは新芽が地上から出てから行います。

◆【ヘリアンツスの利用
花壇や庭植えのほか鉢栽培でも楽しめます。夏から秋の盛夏の時季の切り花に利用します。



ゴールデン ピラミッド  
  ヘリアンツス 観てね♪

◆【当家のヘリアンツス
●ヘリアンツス サリキフォリウスというよりも、和名のほうがおそらく聞き慣れた名前でしょうね!ヤナギバヒマワリのゴールデン ピラミッドという品種です。
●右と下段中央の画像は、数年前に知人のUさんからいただいたポット苗を鉢植えで育てたものです。翌年の春にゴヨウマツの枝下に移植したものが下段画像左です。
日当たりや土壌など環境条件がよくないので、ゴヨウマツのほうが主役になってしまいました。
●下段右の画像は、ポット苗をいただいたUさん宅のゴールデン ピラミッドです。見事な群生ですね!日当たりもよく土壌も肥沃なんでしょう!生育環境がよければ株もどんどん繁殖します。生命力の旺盛な宿根性ヒマワリです。

  

ゴールデン ピラミッド
10月10日撮影
同左
9月28日撮影
ゴールデン ピラミッドの大株
10月10日撮影


SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送