スギの葉 四季手入れ
スギ(杉)
スギの葉

今回はスギ(杉)を紹介します。スギは常緑で真っ直ぐに伸びることから神木の一つとして昔から神社や仏閣に植栽されてきました。スギという名前は、真っ直ぐに幹が直立することからつけられたといいます。庭木や建材への利用など貴重な植物ですが、一方、春にはスギ花粉が飛び花粉症でお困りの方もおるでしょう。人間に似て善悪両面を持ったスギですね!


スギ(杉)

  

◆【スギの特徴
●本州、四国、九州に分布する日本特産のスギ科の常緑針葉高木で、北は北海道中南部まで植栽されています。
●葉は鎌状の針形で枯れても落ちません。雌雄同株で、3月に開花、雄花は淡黄色、穂状で多数の花粉を出します。
●球果は、秋に卵状球形で長さ2〜3mmの大きさになり、春先の強風で風散布されます。
●陽樹で適湿地では特に生育がよく、刈り込みにもよく耐えます。

  

◆【主な品種
●[ヨシノスギ]:
奈良県・吉野川流域地方のスギで、建材として利用されます。
●[キタヤマダイスギ]:
京都府・北山、丹波地方産で、武者立ちの樹形に仕立てる変種で、下枝が枯れ上がらない品種です。
●[エンコウスギ]:
枝が著しく長く伸び、長い葉と短い葉が出ます。
●[メジロスギ]:
矮性で、枝端の葉が白斑になります。

  

◆【管理と手入れ
●腐植質に富んだ排水のよい肥沃な湿潤地に植えつけます。肥料はほとんど不要で、やせ地や乾燥地の場合は堆肥や腐葉土を施します。
●庭木としては刈り込んで仕立てます。3月の萌芽前、新梢の固まった7〜8月、暮れの12月が刈り込みの時期です。

  

◆【利用と用途
●庭木としては、数本を寄せ植えか列植にして刈り込んで仕立てます。盆栽や鉢植えにして楽しむこともできます。
●ダイスギは、和風庭園のなかで日本的な趣を引き立てます。
●材は建築用として貴重です。皮は装飾や屋根などにも使用されます。



池の奥・石組みのスギ
  6月撮影

◆【niwa_saki家スギ
●小庭の水のない池の石組みに、高さ1mほどの盆栽風仕立てのスギ(画像右)がある。
niwa_saki家の周囲には大きなスギが林立している。毎年春先に吹く強風で、スギの球果が庭先に飛来する。小さな実生のスギの子があちらこちらから顔を出す。このスギもそんな生い立ちのスギである。石組みにはほかにも小さなスギが活き付いている。
●小庭のあちらこちらに活き付いたスギ(画像下段)・・小さい玉作りに仕立てている。小庭のアクセントになっているような気もする。芽を摘んだり、内部の不要枝を剪定したり・・小さくてかわいいので最近手を掛けてやる機会も多い。中間の画像は、稚児ザサのササちゃんと一緒に撮影した稚児のスギ坊である。(^^♪


玉作り・6月撮影
径約40cm
同左
径約30cm
同左
径約35cm

  

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