◆植え付け: 「時季は春・夏どちらでもよい」・「寒冷地では春植えがよい」・「植え穴は広く深く」・「つぎ木部分は地表より10〜15cm上げて植え付ける」
◆苗木の管理: 「1年生苗はつぎ木部分から約15cm上のところで切りもどす」・「萌芽後約20cm伸長したところで比較的旺盛な1本の新梢を支柱に誘引して伸ばす」・「茎の葉腋から発生する副梢は2葉を残し摘心」・「冬の剪定時登熟のよいところで切断」
◆成木の管理: 「主枝から出る結果枝は充実枝を残す」・「結果枝の数は1節1本にする」・「新梢は巻きひげのからみつくものから誘引」・「副梢は2葉で切除」・「花穂が伸び出たら早めに摘房をする」・「巻きひげは切りとる」
◆仕立て方: 「棒仕立て:垂直に立てた支柱に親枝を誘引し直立に伸ばし、これを主幹とし側枝を出させる方法」・「棚仕立て:地上1.8mくらいに棚をつくり枝を誘引する方法」・「垣根仕立て:垣根を作り枝を誘引させる方法で、水平片翼仕立てと水平両翼仕立てがある」
◆施肥: 「9月に礼肥を」・「11月に元肥として堆肥や鶏糞を枝下にすき込む」・「[成木の年間施肥成分量/平米]:[窒素;8〜14g・リン酸;8g・カリ;8〜10g]」
◆整枝剪定: 「剪定:11月〜2月に」・「本年結実した枝を2〜3芽残して切りもどす短梢剪定を行う品種:キャンベルアーリー・マスカットベーリーA」・「本年結実した枝を7〜9芽残して切りもどす長梢剪定を行う品種:巨峰・ネオマスカット・コウシュウ・デラウェア」
◆病虫害: 「害虫:コウモリガ・トラカミキリ・スカシバが発生」・「病気:黒痘病・灰色カビ病・ベト病が発生」・「早期発見・薬剤散布か定期的・薬剤散布を行う」
◆育成ポイント: 「副梢は5〜6葉で停止するものは放置してよい」・「巨峰・ネオマスカットは開花前に穂尻を切り詰める」・「デラウェアは満開2週間前と満開後10日の2回ジベレリン100PPMで処理し種子なしにする」・「ジベレリン処理したデラウェアは副穂を切除する」・「繁殖:挿し木が容易」
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