イチジク・桝井ドーフィン 果樹手入れポイント
No.3
水晶ザクロの実

果樹の種別ごとに、「植え付け・施肥・整枝剪定・病虫害・育成ポイント」を記述します。
果樹の育成に役立てましょう♪


イチジク
  

植え付け:
「落葉期〜早春に」・「排水良好の場所に」・「夏期・水分を供給し易い場所に」・「植え穴に堆肥・腐葉土など有機物を入れる」
施肥:
「12月〜2月堆肥・腐葉土などを樹下に埋め込む」・「生育にあわせて追肥を行う」・「[成木の年間施肥成分量/平米]:[窒素;15〜20g・リン酸;10g・カリ;15〜20g]」
整枝剪定:
「盃状形または開心自然形に仕立てる」・「樹高は管理上あまり高くしない」・「12月〜2月中(休眠期)に剪定」・「苗は樹高60cmで切り返す」・「夏果専用種:間引きを主体に・枝を多めに残す」・「秋果専用種:若木&樹勢の強い木は間引きを主体に、落ち着いた成木は側枝の切り返しを主体に、衰弱した木は主枝の切り返しを主体に」
病虫害:
「カミキリムシの幼虫が樹幹に食入」・「7月〜8月ごろカミキリムシの成虫が発生:捕殺をする・産卵場所を見つけ卵をつぶす」
育成ポイント:
「ヒコバエは発生次第かきとる」・「根元に敷きワラをし乾燥を防ぐ」・「生育期間中は潅水を十分に」・「繁殖:春の挿し木・夏のとり木で」



ザクロ
  

植え付け:
「落葉期〜早春に」・「寒地域は早春に」・「水はけの良い土壌に」・「風通しの良い場所に」
施肥:
「9月に有機肥料を元肥に」・「11月にリン酸、カリの礼肥を」・「多くは必要ない」
整枝剪定:
「1月〜3月中に」・「実ザクロの仕立て方:主枝3本の開心形」・「太枝は少なく側枝や小枝を多く残す」・「徒長枝、貧弱な枝、枯れ枝を除き通風、日当たりをよくする」・「小枝の先端4芽〜5芽は切らない」
病虫害:
「シンクイムシ防除には摘果後袋かけを」・「ミノムシ、イラムシは捕殺を」・「カイガラムシには冬期・機械油乳剤を散布」・「病気はほとんど発生しない」
育成ポイント:
「ヒコバエは夏から冬にかけて整理」・「摘果は7月中旬」・「冬に内部の枯れ枝を整理、通風をよくする」・「繁殖はヤゴまたは挿し木で」



カキ
  

植え付け:
「落葉期〜早春に」・「深根性であるので植え穴は深く」・「植え付け時の施肥は控えめに」・「2年目以降結果期まで施肥量を少しずつ増やす」
施肥:
「11月下旬〜3月中旬堆肥・腐葉土を樹下に埋め込む」・「4月中旬に芽だし肥えを」・「[成木の年間施肥成分量/平米]:[窒素;10〜20g・リン酸;10g・カリ;10〜20g]」
整枝剪定:
「若木のうちから骨組みをしっかり作る」・「直立性の木:変則主幹形仕立てに」・「開帳性の木:開心自然形仕立てに」・「1月〜3月中に剪定を」・「樹形を整えるため夏期の新梢の剪定もよい」・「同じ場所から枝を多く出さないこと」・「分岐角度の狭い枝は残さないこと」・「木の内部に光がよく入るように」
病虫害:
「黒星病や炭そ病の防除は病害枝葉や果実を取り除き殺菌剤を散布」・「カキノヘタムシの防除は冬の間に粗皮を削り虫を殺し有機リン剤を散布」・「斑点落葉病には6月に3−15式ボルドー液を散布・秋の落葉は焼却するか土中に埋める」
育成ポイント:
「受粉や受粉樹の要否を確認する」・「成木の管理:摘果、剪定を十分に」・「摘果は生理的落果が終わる7月中旬以降に」・「夏期の潅水を十分に」・「枝の先端に実がつくので枝の先端を切らないこと」



キウイ
  

植え付け:
「落葉期〜早春に」・「耐凍性に弱いので最低気温マイナス10℃以下の環境は危険」・「耐湿性も弱く排水のよい土壌がよい」・「風当たりの弱い場所に植える」
施肥:
「11月下旬・堆肥・腐葉土を樹下に埋め込む」・「3〜6月に追肥を行う」・「[成木の年間施肥成分量/平米]:[窒素;15〜20g・リン酸;10g・カリ;15〜20g]」
整枝剪定:
「1月〜3月中に」・「結果節から5〜7芽残して剪定する(結果した葉腋には翌年は結果しない)」・「残す結果母枝の数:2〜3本/平米」
病虫害:
「あまり心配ない」・「まれに花腐れ細菌病・かいよう病・灰色かび病・果実軟腐病が発生」・「まれにカメムシ・コガネムシ・コウモリガが発生」
育成ポイント:
「雌雄異株であり受粉樹(雄株)を混植する」・「早め(満開後30日ごろまで)に摘果する・できれば蕾期の摘蕾も行う」・「摘果:強結果枝は3果・中結果枝は2果・弱結果枝は1果・中央部の果実を残す」・「雄花の不足や天候不順の場合は人工受粉を行う」・「繁殖:挿し木で」・「過繁茂を防ぐため早めに芽かきを行ない、枝を誘引する」・「強勢の新梢は10数節を残して摘心する」


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