◆植え付け: 「3月〜花後・10月〜11月が適期」・「落葉性ツツジは2月〜3月早めに」・「常緑性は周年植え付け可」・「有機質に富む肥沃な土壌に」・「植え穴に堆肥・ピートモスを入れ、高植えする」・「忌地(いやち)(ツツジが以前植えられていた場所)に植えない」・「植え付け後敷ワラを」・「風の当たらない日当たりのよい場所に」・「鉢植え:新しい土に植える」
◆施肥: 「寒肥(油粕・骨粉の混合肥)は春の萌芽に効果大」・「花後に礼肥を」・「7月〜10月に夏肥・秋肥(鶏糞か油粕に化成肥料を混ぜたもの)を根元に施肥すればよりよい」・「肥料は株元にばらまくか置き肥で与える・土中に埋めない」 ◆整枝剪定: 「整枝は花後なるべく早く刈り込む・6月前半までがベスト」・「トビ枝は早めに切る」
◆病虫害: 「ベニモンアオリンガ・ツツジグンバイムシには発生初期に殺虫剤を」・「ベニモンアオリンガは新芽・蕾を食害」・「ツツジグンバイ・ツツジコナジラミには粒剤も効果大」・「薬剤散布は葉裏に」・「もち病はふくらんだ葉を早期に取り除く・冬期石灰硫黄合剤の散布は予防効果大」
◆育成ポイント: 「梅雨明け・12月上旬のマルチングは根を保護する」・「弱酸性土壌が最適」・「ベニモンアオリンガに食害されると花が咲かない」・「花がら摘みを行う:樹勢と美観の維持・病気予防のため」・「花がらは花のつけ根の子房から摘みとること」・「繁殖は3月下旬〜4月上旬・6月上旬〜下旬の挿し木がよい」・「サツキ:8月以降の剪定は行わないこと」・「鉢植え:2年〜3年で植え替える」
◆【註】:ドウダンツツジもツツジ科に属します。ドウダンツツジの手入れ方法はツツジとまったく同じ方法で行います。
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