斑入りアヤメ 03年7月
No.2
ハナショウブ・姫街道

みどりの空間で、旅先で、庭先で・・こころの癒しのメッセージです。
コーヒー?紅茶?緑茶?・・香りを楽しみながら読んで観てくださいね♪


いずれがアヤメか・・


  

「いずれがアヤメ(菖蒲)か カキツバタ(杜若)」といわれますが、アヤメ、カキツバタ、さらには、ハナショウブ・・どこが違うのでしょうか?

アヤメ科・アヤメ属の仲間
●ハナショウブ、アヤメ、カキツバタは同じアヤメ科・アヤメ属に属します。いずれも、日本や中国、朝鮮などが原産地ですが、外見は非常によく似ていますね!どこが違うのでしょうか?
●アヤメは山地の草地に、ハナショウブの原種であるノハナショウブは比較的湿った所に、そして、カキツバタは水につかった状態(抽水型)で生育しています。
アヤメは外花被片の基部に黄色地に紫の網目状の模様があります。葉は幅5〜10mmと細く剣状で中脈は隆起しません。
ノハナショウブは外花被片の基部に黄色の模様があります。葉が細く中脈が隆起します。
カキツバタは外花被片の基部に黄〜白色の斑紋があります。葉は2〜3cmと広く剣状広線形で、葉の基部は鞘となって花茎を囲む。中脈は隆起しません。
●画像は当家の「アヤメ か カキツバタ」・「キショウブ」・「ハナショウブ」です。アヤメカキツバタ?・・たしか数年前に知人からいただいた。アヤメ属についての知識も無く植え場所も考えずに現在地に植栽した記憶がある。生育環境はガマズミ樹下の日陰で乾燥した場所である。お隣の「キショウブ」と同居している。アヤメ独特の網目状の模様がないこと・葉の幅が2cmほどで広いこと・葉の基部が花茎を囲んでいることからカキツバタであろうと推測する。こんな生育環境ではカキツバタもキショウブもかわいそうではある。


   アヤメ か カキツバタ
カキツバタ?
キショウブ
キショウブ
ハナショウブ・龍のひげ
ハナショウブ・龍のひげ
  
  

間違われやすいサトイモ科のショウブ
●ハナショウブと間違われやすい植物にサトイモ科のショウブがあります。古くは「あやめぐさ」と呼ばれ、草姿もハナショウブに似ていることからアヤメ科のハナショウブ、アヤメ、カキツバタと同じ仲間と見られましたが、花は黄緑色で小さく目立ちません。
●ショウブは5月の節句には欠かせない植物ですね!季節の変わり目の身のけがれを取り除き健康を保つためにショウブの葉をお風呂に入れ菖蒲湯につかったり、お酒に入れた菖蒲酒を飲むことによって、病魔厄払いを行っていました。葉を折ると強い芳香があり葉が剣の形に似ているショウブは古くから魔除けや邪気を払うと信じられてきました。


  

◆下記ページも併せてご覧ください。
●ティータイムあやめまつり
●四季の手入れアイリス類
●お気に入りアイリス類


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