モミジ 04年12月
No.1
モミジ

みどりの空間で、旅先で、庭先で・・こころの癒しのメッセージです。
コーヒー?紅茶?緑茶?・・香りを楽しみながら読んで観てくださいね♪


”里山の秋”展〜その1


  

◆新潟県・新津市の県立植物園で10月13日〜11月14日に行われた「里山の秋」展を3回に分けて紹介します。第1回の今回は、わたしたちの周りにまだ残っている”里山”について、その言葉の意味や歴史をご一緒に勉強しましょう。
◆【里山とは
●現在使われている「里山」という言葉を作ったのは、森林生態学者の四手井綱英です。彼は「この語は山里を逆にしただけで、村里に近い山という意味として誰にでも解るだろう。そんな考えから林学によく用いる”農用林”を”里山”と呼ぼうと提案した」と述べています。
●”農用林”とは薪や炭などの供給源であり、人の手によって管理された林のことを指します。しかし実際には”里山”という言葉は農用林とその周辺の人里、水田などを含めた意味で使われることが多いようです。
◆【里山のはじめ
●里山からの恵みを利用する生活様式が始まったのは縄文時代のころからといわれています。そのころはヤマブドウキイチゴクリトチノキの実などを食料としていました。
弥生時代になり稲作が始まり、コメが食料の重要な地位を占めてきたころでも、やはり里山からの恵みを利用した暮らしが続いていました。ススキササなどは燃料として用いられ、イラクサ科のアカソを編んだ衣料の破片なども遺跡から発見されています。
●縄文時代や弥生時代の暮らしは、現在の里山の暮らしの原型というべきものであったといえるでしょう。
◆【里山の植物の利用
●里山の植物には樹液から漆(うるし)をとるウルシや果実からロウソクを作るハゼノキヌルデなど、人の生活に役立つものがあります。ウルシは中国からヒマラヤが原産地ですが、日本でも古くから栽培されています。縄文時代前期の遺跡から漆を塗った器具が出土されていることから、縄文時代から塗料や接着剤として使われていたことがわかります。
●茅葺(かやぶき)屋根の茅(かや)はススキを指します。里山には「茅場」が多数ありました。
◆【わかりますか?
下記4種類のブナ科コナラ属の落葉高木・・葉から樹種名がわかりますか?〔 答えは”里山の秋”展〜その2をご覧ください 〕


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