エゾリンドウ 04年12月
No.2
ムラサキシキブ

みどりの空間で、旅先で、庭先で・・こころの癒しのメッセージです。
コーヒー?紅茶?緑茶?・・香りを楽しみながら読んで観てくださいね♪


”里山の秋”展〜その2


  

◆新潟県・新津市の県立植物園で10月13日〜11月14日に行われた”里山の秋”展の2回目です。今回と次回は”どんぐり”の実る樹木と、そのどんぐりの形状を紹介します。
◆【どんぐりってな〜に?】
●どんぐりと言うとどのようなものを想像しますか?堅くてツヤツヤした実で帽子のようなものをかぶっている茶色くて細長くて・・。さまざまな印象が浮かぶと思いますが、どんぐりは殻斗(かくと)と呼ばれる帽子の部分と堅い果皮に包まれた実の部分(堅果)で構成されています。
●殻斗を伴う実は殻斗果(かくとか)ともいいます。殻斗は若い時期のどんぐりを昆虫や菌類から保護する役目があります。果皮は厚くて堅く、中の果実を動物の食害から防ぐとともに乾燥から守る働きをします。
クヌギアベマキカシワコナラミズナラと、その”どんぐり”をご覧ください。


  

●【クヌギ】:
★ブナ科コナラ属の落葉高木。
★秋田県、岩手県以南に分布。
★枯葉は樹上に長くとどまる。
★薪炭用やシイタケ原木として植林。
★カブトムシやクワガタがよく集まる。

クヌギの葉
クヌギのどんぐり
  
  

●【アベマキ】:
★ブナ科コナラ属の落葉高木。
★山形県、宮城県以南に分布。
★葉形はクヌギに似るが、葉裏に毛を密生、灰白色なので区別できる。
★アベとはでこぼこした様子の意味の地方の方言。マキとはコナラの地方名。
★クヌギのどんぐりと似て区別がつきにくい。

アベマキの葉
アベマキのどんぐり
  
  

●【カシワ】:
★ブナ科コナラ属の落葉高木。
★海岸や火山の礫地に生え、温帯・暖帯に広く分布。
★昔から縁起の良い樹とされ、庭園・寺社に植栽された。
★どんぐりはクヌギより一回り小さい。

カシワの葉
カシワのどんぐり
  
  

●【コナラ】:
★ブナ科コナラ属の落葉高木。
★日当たりのよい山地の雑木林に多く、温帯・暖帯に広く分布。
★葉の上半分が最も幅が広い。
★枯葉は樹上に長くとどまる。
★葉が大きく実も大きいミズナラに対して、それほど大きくならないことからコナラといわれた。

コナラの葉
コナラのどんぐり
  
  

●【ミズナラ】:
★ブナ科コナラ属の落葉高木。
夏緑樹林の主な樹種の一つ。
鋸歯は大ぶりでとがり、やや浅裂状。
★ナラの仲間の中では材に多量の水を含み燃えずらいことからミズナラと呼ばれた。
★材の相が美しくフローリング材に利用。
★どんぐりはコナラより大きく穀斗が少し膨らむ。

ミズナラの葉
ミズナラのどんぐり
  
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