ニホンサクラソウ 3月弥生手入れ
サクラソウ
クリンソウ

今回は、サクラソウを紹介します。花がサクラの花びらに似ることからサクラソウと名前がつけられました。花は株元から直立する花茎に輪状につき、花びらはハート形でこれが円周状に5枚配置されている。柄が長く切れ目がある明るい緑の葉はやわらかで、株元から放射状に広がり美しい。草原の花というイメージがぴったりのサクラソウです。


サクラソウ

  

◆涼しい地域に自生するサクラソウは、サクラの花が咲き終わる4月から5月に咲きはじめます。たいへん種類も多く、中でもニホンサクラソウは古く江戸時代から園芸化され、品種改良が重ねられてきました。しかし、近年日本に自生するサクラソウは年々少なくなり絶滅の危機に瀕しているようです。今や、九州の阿蘇長野県の浅間北海道の日高地方の山麓に限られてきたようです。埼玉県の荒川流域にある田島ヶ原には群生保護区があり、国の特別天然記念物の指定を受けています。

◆園芸種は多く輸入種を含め200〜300品種があります。私を含め初心者は、一般にサクラソウと呼ばれている園芸種のニホンサクラソウクリンソウなどが育て易くおすすめです。ちなみに「クリンソウ」という名前は、お寺の塔の頂上部にある相輪の九輪に、花のつきかたが似るところからつけられたようです。イワザクラ、ハクサンコザクラなどの品種は、上級者向けで、これらはとても美しい花を咲かせますが、暖地では作りにくく、山野草栽培に慣れてからチャレンジしたほうがよいようです。

サクラソウ「手入れのポイント」はこちら♪


  

◆当家の西洋サクラソウはご近所の方からいただいた。お会いすると庭木・果樹・草花のお話しをする。育成管理にもご熱心な方である。1昨年の早春に花が咲き始めた1株をいただいたのがサクラソウとの最初の出会いである。紫紅色の可憐な花は私好みである。
◆玄関ホールで長期間観賞させてもらった花後の5月下旬に5号鉢に植え替え、樹下の半日陰で管理した。昨年の早春も3株まで繁殖した美しい花姿を観賞させてもらった。1昨年と同様花後に8号鉢に植え替え、樹陰で管理をした。台風や豪雨の日は軒下に取り込み養生した成果か、今年は大小合わせ7株にまで繁殖し、鉢上を見事な花で飾っている。

◆品種は西洋サクラソウプリムラ マラコイデスである。プリムラとは、ラテン語の「最初」を意味する言葉で、西洋では早春に咲く草花です。株元からでる数本の直立する花茎には、輪状に約9本の花穂がでる。花穂の先端に5枚のハート形をした紫紅色の花が少しうなだれて咲く。この9輪花が花茎に数段つき、下段から順次咲いていく。早春の3月初旬に咲きはじめる花は、ほんとうに可憐でかわいいですね。
◆花の色は、ほかに白色も多く見かけますね。先日、小学校内の日当たりの良いホールに、小学生の名前のついた数十の鉢に同品種の白色と紫紅色の花が満開でした。種を蒔いて育てた株だという。当家の鉢より温かいハウスで育ったのでしょう。当家の花より一足早く見事に咲き揃っていた。

◆[3月13日追伸]:
[花が終わりかけたプリムラ マラコイデスの鉢を、前庭・ゴヨウマツ樹下に移動した。今年は種子繁殖を行うことにした。花後、自然落下した種子が発芽する。これを植え広げる。大株にもなったので繁殖にはこのほうがよさそうである。]

◆画像上段は、当家の西洋サクラソウである。下段のニホンサクラソウとクリンソウは、ご近所の愛好家からいただいた。

プリムラ マラコイデス観てね♪
西洋サクラソウ・プリムラ マラコイデス

  ニホンサクラソウ
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クリンソウ
クリンソウ
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