オモトの花・6月 ガーデニング知識
No.15
オモトの実・1月

ガーデニングに関する知識や知恵・技(わざ)を記述します。
皆さんの知恵と技もぜひお聞かせください♪

オモトの葉芸

  

◆【オモトの観賞
オモトは覆輪斑や斑点など葉模様の変化、大葉や小葉、剣葉などの葉形の変化など・・いわゆる葉芸を楽しむ観葉植物です。オモトを観賞するには葉芸の知識が必要となります。葉の大きさ、葉の厚さ、葉の形、葉の色と模様、葉の地合い・・などについて勉強しましょう!

  

◆【葉の大きさ
大葉: 葉の大きなもので、親株の葉の長さが30cm以上で雄大です。
中葉: 葉が中くらいの大きさで、親株の葉の長さが15〜25cmのものをいいます。
小葉: 葉が最小の種類で、親株になっても葉の長さが15cm前後までのもので、中には3cmくらいで成株のものもあります。
◆【葉の厚さ
厚葉: 葉肉が厚いもので、多芸で小葉の品種に多く見られます。
薄葉: 厚葉よりも葉肉が薄いもので、背筋(葉裏にある中央の葉脈)が強いのが特徴であり、中葉の種類に多く見られます。

  

◆【葉の形
丸葉: 葉の形が丸形になるものです。
広葉: 葉の長さの割りに葉幅が広いものです。
細葉: 葉の長さの割りに葉幅が狭いものです。
普通葉: 特に目立たない普通の葉形のものです。
立ち葉: 葉が直立しているような姿勢を保つものです。
1本竜・2本竜・裏竜・跳ね竜: 葉面に隆起があるものです。
本剣・鈴虫剣: 株の基部から鋭く尖った細い棒状の形を持った葉のものです。
獅子葉: 葉先が基部に向かって巻いているものです。
縞葉: 葉に和服の縞柄のような模様のあるものです。
覆輪葉: 葉の縁に白や黄色の縁どりがあるものです。
雅糸竜葉: 葉の表面に細い竜が無数に出るものです。
星虎葉・流れ虎葉・白虎葉・矢筈虎葉・曙虎葉: 葉に虎模様の斑が入るものです。

  

◆【葉の色と模様
地色: 葉の表面の色合いのことで、濃緑色、緑色、黄緑色などがあります。
縞の色と模様: 和服の縞柄のような白色や黄色の縞が入ります。白縞、黄縞、刷毛縞、胡麻縞、棒縞などがあります。
覆輪: 葉縁に沿ってできた白色や青色の縁どりのことをいい、白覆輪、青覆輪、紺覆輪、爪覆輪、帽子などがあります。
: 濃緑色の地に白色や黄色の大小の斑が入るもので、白虎、青虎、星虎、流れ虎、矢筈虎、べっ甲虎などがあります。
: 緑の地に雪白の斑模様が入るもので、絞り図、網目図、木目図、打込み図、刷毛引き図、流れ図があります。地色と柄の切れ目がはっきりしていることが虎斑と異なります。
: 模様の細かいものをいい、根岸斑、黄胡麻斑、白胡麻斑、霜降、ねずみ斑、砂子斑などがあります。

  

◆【葉の地合い
羅紗地: 葉は厚く、葉面が軟らかな感じで、葉に艶がないものをいいます。
鉄扇地: 葉面が硬い感じで、艶のないものをいいます。
金剛地: 葉面に上品な感じの艶があるものをいいます。
柚肌地: 縮緬地ともいい、葉面が柚(ゆず)の肌のように縮緬状をなすものをいいます。
和羅紗地: 羅紗地よりも少し葉肉の薄いものをいいます。

  

◆【本ホームページ上の関連記事
オモトに関連するページは下記もご覧ください。
●四季の手入れオモト
●古典園芸植物展オモト

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