紅梅 2月如月手入れ
ウメ盆栽
野梅

今回は、梅花美しさ香りを楽しみながらの更新です。
玄関ホールに飾ってある梅盆栽は、お正月に純白八重の花を咲かせはじめ、1月を通り越し次々と咲き続けています。今月も満開です。玄関ホールに梅の香りをいっぱいに漂わせ、お客さまをお迎えしています。


ウメ(盆栽)

  

◆ウメは、中国原産で北海道から九州まで日本の各地に植栽されている高さ5〜10mの落葉高木です。2〜3月ごろ、葉が出る前に径2〜3cmの香りのよい白色の5弁花を開き、花柄はほとんどありません。雄しべは多数で花弁より短く、子房に毛を密生します。果実はほぼ球形で浅いみぞが一方にあり、果面に微毛があります。果実は6月に黄色に熟します。葉は互生し、卵形、長さ4〜8cmで先がとがり、縁に細かい鋸歯があります。

◆ウメの盆栽は、お正月の床の間や玄関ホールを飾るには最適です。
花の美しさと香り、それに古木の幹の荒れた味わいを観賞でき、長期間、楽しめる。正月前の12月に市場に出回っている盆栽のウメの枝には花芽が大きく膨らみ、正月に向けて我先に咲こうとしている息吹を感じます。

◆ウメは300種類以上の品種があり、購入に際して迷ってしまう。ヤエシラウメは花が白色で八重咲き、コウバイは花が一重で紅く、材もまた紅い。ヤエコウバイは花が八重である。リョクガクバイ(アオジクともいう)は蕚が緑色で花は純白の一重、ヤエザキリョクガクバイは花が八重、キバナウメは花が淡黄色など多くの種類があります。特徴的に分けますと、花は紅色、淡紅色、白色、淡黄色、枝の色により紅色系(紅梅性、紅筆性)、青色系(青軸性)、咲き分けも一重咲き、八重咲き、重ね咲き、があります。
このほか、葉の大きさや形の違い(野梅性・難波性・豊後性・杏性)、枝の性質の違い(シダレウメ・コウテンバイ)など多くの種類がありますね。

ウメ盆栽「手入れのポイント」はこちら♪

◆ウメの花というと、学問の神様・菅原道真の故事を思い出す。2月25日は、道真生誕千百年にあたる。平安時代、道真が京から太宰府(福岡県)に左遷されるとき、庭のウメに詠みかけた歌は有名である。

東風(こち)吹かばにおいおこせよ梅の花あるじなしとて春なわすれそ

道真を慕い、京から空を飛んできたという飛梅伝説のウメが太宰府天満宮にある。このウメは、野梅性の極早咲きで色玉垣という品種である。乳白の蕾が開花すると八重中輪の白色にかわる。天満宮内の197品種のウメに先がけて春一番(1月)に咲くという。

ウメが大好きだった道真の、5歳のときの歌をもう一句。
道真は幼名を「阿呼」(あこ)といった。

美しや紅の色なる梅の花あこが顔にもつけたくぞある

  

  

当家の盆栽は、松竹梅にナンテン、フクジュソウ、タマリュウが寄せ植えされている。松竹梅の松は五葉松、竹はチゴザサである。
2000年3月末、スーパーの露店で梅の花がすっかり咲き終わり、フクジュソウの黄色い花が二輪だけ寂しそうに咲いていたのを買い求めた。
花が終わった後の盆栽鉢はお買い得である。2年続けて梅花の美しさと香りを存分に楽しませてくれた。

◆ウメは青軸性であり、枝や(がく)が緑色で、花は純白八重の「緑蕚(りょくがく)」という品種である。当家では、お正月に花を咲かせるために蕾の生長を促進させる。毎年12月中旬に盆栽鉢を風呂場の出窓に移動する。蕾の膨らみを観察しながらの入浴はつい時間が長くなる。
花を楽しんだ後の育成管理がまた難しい。花後は2月から3月までに葉芽を2芽ほど残して徒長枝を切る。この剪定と同時に今年は植え替えをしようと思っている。
◆[3月18日追伸]:
[植え替えはなかなか難しい。浅鉢であり寄せ植えでもある・・木の周囲を円周状に堀り、根を切断し用土を補充するにとどめた。お正月に購入して花を楽しんだ紅梅・八重寒紅の小鉢の剪定と植え替えも行った。]

◆画像は、当家・「松竹梅盆栽」です。

  
ウメ盆栽 観てね♪
松竹梅(02年正月)

松竹梅・寄せ植え盆栽
松竹梅(01年正月)
  

◆[03年3月6日追伸]:
03年・ウメ盆栽(松竹梅・紅梅)画像はこちら♪

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