ウメモドキ・大納言の実 12 月師走手入れ
ウメモドキ
ウメモドキ・大納言の実

今回は、ウメモドキを紹介します。庭の片隅で実をいっぱいにつけたウメモドキ・・赤い実は秋から冬まで長く枝につき美しいですね!枝ぶりや葉がウメに似ていることから梅擬(うめもどき)と名づけられました。果実が黄色のキミノウメモドキ、白色のシロウメモドキなどの変種もあります。


ウメモドキ

  

◆【ウメモドキの特徴
●本州、四国、九州、中国の山地に生えるモチノキ科の高さ2〜3mの落葉低木。雌雄異株です。
●果実は径約5mmの小球形で9月ごろ赤く熟し、落葉後も枝に多数残って冬中観賞できます。6月ごろ淡紫白色、径3〜4mm、花弁が4〜5個の小花が散形状にかたまって葉のつけ根に咲きます。
●葉は互生し、長だ円形、長さ4〜8cmで縁に細かい低鋸歯があり、両面には短い毛があります。

◆【類似種と園芸品種
●[キミノウメモドキ]: 果実が黄色の変種です。
●[シロウメモドキ]: 果実が乳白色の変種です。
●[イヌウメモドキ]: ウメモドキとよく似ていますが、若枝や葉柄、葉の裏面などに毛がない変種です。
●[コショウバイ]:園芸品種で、木が小さく葉も小形で幅が狭く、果実が径約1.5mmの小粒で枝一面に密生するため、盆栽用として最適です。
●[フウリンウメモドキ]:園芸品種で、赤い果実が細長い柄の先について垂れ下がります。
●[大納言(だいなごん)]:園芸品種で、普通種のウメモドキにくらべ実が大きい品種です。野生種の特に実の大きいものを栄養繁殖したもので庭木には最適です。


  

◆【管理と手入れ
●樹勢が強く特に土質は選びません。しかし日陰では実つきが悪くなります。
●樹形をよく整え放任してもあまり乱れませんので特に整枝の必要がありません。あまり刈り込まないで自然形に育てます。
雌株であれば特に日陰でないかぎり開花結実します。雄木は実がつきませんので雌木を接ぎ木して結実させます。
●紅熟した実は小鳥が好んでついばみます。身近に植えておくようにすると冬も遅くまで実がついていますので、冬の庭に野趣ある風情を演出してくれます。

◆【利用と用途
●庭に単植するほか、玄関脇、池の端、灯篭に添える灯障(ひざわり)の木などに用います。
●鉢植えや盆栽用としても適しています。また、生花の材料としても重宝します。

ウメモドキ「手入れのポイント」はこちら♪



灯篭をバックに・・  
  ウメモドキ 観てね♪

◆【当家のウメモドキ
●10年近くなるかもしれない。鉢植えで大きな実のついた大納言を購入し、翌春にリンゴ樹下の小庭に地植えにした記憶がある。
●苔むした灯篭の脇で灯障(ひざわり)の木としての地位を占めてはいるが、その役目は果たして如何であろうか。
●樹高が高くなると切りつめられ少し可愛そうでもある。来年からはもう少しのびのびと枝葉を伸ばしてやろうとも考えている。

  

ウメモドキ・大納言の一枝
ウメモドキの実


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