マユミの赤い種子 12 月師走手入れ
マユミ
コマユミの赤い種子

今回は、マユミを紹介します。昔この木で弓を作ったところから名前がつけられました。別名をヤマニシキギといい、秋が深まるとピンクに色づいたさく果がはじけてなかから赤い種子が顔をのぞかせます。愛らしいですね。小鳥を呼ぶ木としてお庭に一本植栽するのも楽しいのではないでしょうか。盆栽や鉢植えにも適した植栽材料です。


マユミ

  

◆【マユミの性質
●マユミは北海道から九州・南千島・樺太・朝鮮半島に分布する高さ2〜8mのニシキギ科の落葉低木〜小高木です。
●果実はやや四角形・径約1cmのさく果で、10月ごろ淡紅色に熟し、四裂して仮種皮が赤い種子を露出します。雄雌異株です。
●5〜6月ごろ淡緑色、径約8mmの四弁花が枝の下部に集散花序をなして咲きます。葉は対生し、長だ円形〜だ円形、長さ5〜12cm、縁に低い鋸歯があり、葉の両面はほとんど無毛です。

◆【類似種
●[オオバマユミ]
葉が大形のマユミです。エゾオオバマユミも葉が大形で似ています。
●[カントウマユミ]
温帯の山地に生え葉の裏面脈上に毛が多くあります。
●[ホソバマユミ]
葉の幅が狭く長さが細長い種です。
●[サワダツ]
アオジクマユミともいい、小低木で6〜7月に帯紫色の五弁花が咲き果実は五裂します。
●[ムラサキマユミ]
葉が被針形で細く暗紫色の五弁花が咲き果実は五裂します。
●[コマユミ]
コマユミはニシキギによく似ていますが枝に翼がありません。低い山地に自生し葉柄が1〜3mmと短い。5〜6月に咲く淡緑色の6mmほどの花は可憐ですが目立ちません。果実は10〜11月赤いつぶらな実を垂らし秋の紅葉とともに美しい。(コマユミはニシキギの類似種ですが、本ページではマユミと一緒に紹介しました。)


  

◆【マユミの管理と手入れ
●放任してもある程度の樹形を保ちますので、ほとんど整枝の必要はありません。しかし枝が比較的粗く出ますので、多少の枝抜きや飛び枝の整枝は必要です。枝抜きは落葉期に行いますが飛び枝は随時抜いてもかまいません。
●マユミは実つきの良否や実の色の濃淡などに関して個体差が大きいことが特徴です。実つきが良く色の美しい木を選んで植えることが 大切です。しかし、いくら性質の良い木でも日当たりが悪い場所では実つきも悪くなります。また、根元を乾燥させると実どまりが悪くなります。むやみに枝を切ることを避け、長く伸びた枝を切る程度にして小枝を残すようにしますと枝一面に実がつきます。

◆【マユミの利用と用途
●盆栽や鉢植えに作られることが多い樹です。盆栽では太い幹を根元近くから切って萌芽させ直し、丈を低く仕立てます。
●庭では自然な感じを生かして単植するか、植え込みの前づけに利用します。小鳥を呼ぶ木として植えておくのも楽しいですね!

マユミ「手入れのポイント」はこちら♪



マユミの梢  
  マユミ 観てね♪

◆【当家のマユミ・コマユミ
マユミ:小庭の最奥にある。昔ご近所の知人O氏からいただいて育成・樹高2.5mほどになる。毎年濃紅の実を多くつける性質の良い樹である。
コマユミ(ニシキギの類似種):
リンゴ樹下の小花壇の奥にある。知人のS氏から昔「寄せ植えの盆栽」をいただき地植えにした。ダイモンジソウユキワリソウなどのほかにコマユミが寄せ植えされていた。いただいた当初は樹も小さく名前もわからなかった。近年ようやく秋の紅葉と赤い実が楽しめるようになった。

  

マユミ・淡紅色の実
マユミ・赤い種子

コマユミ
コマユミ・紅葉と赤い種子

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