セイヨウアジサイ 7月文月手入れ
アジサイ
セイヨウアジサイ

今回は、アジサイを紹介します。梅雨時のうっとうしい気持を明るくしてくれる紫陽花・・雨上がりにいっぱいの(しずく)を溜め、陽を浴びて咲く青色の鮮やかなアジサイ・白から紫に七変化するガクアジサイ・朱色が美しいベニガクアジサイ・・アジサイは、観る人の心をやさしく包み込んでくれる包容力のある花ではないでしょうか。


アジサイ

  

◆アジサイ(ホンアジサイともいう)は、日本原産である母種のガクアジサイから変化した園芸種で、北海道から沖縄県まで、日本各地で植栽されている高さ1〜2mの落葉低木です。6〜7月ごろ、青色の中性の装飾花だけが大きい球形の集散花序をなして咲く。蕚片が花弁のように見え、雌しべや雄しべは退化して小さくなっています。 葉は対生して広卵形、長さ10〜15cm、縁に鋭い鋸歯があり、全体に毛がない。また、枝を叢生して大きな株になり、放任しても半円状に樹形を整えます。有機質に富む肥沃な湿潤地を好み、日陰にもよく育ちますが、乾燥とやせ地を極度に嫌います。

◆淡く微妙に変化する色合いが美しく、梅雨の季節の代表花ですね。花の色が土の酸度(pH)によって変化する珍しい植物です。酸性土では青、中性土や弱アルカリ土ではピンクや赤がやや強くなります。ただし、品種によっては変化しないものもあります。

◆庭木としては、池の端や大きい樹木の間、建物の北側の植栽に向きます。このほか切り花にしたり、早春温室内で芽だしを行ない生花材料に利用できます。鉢植えにはセイヨウアジサイのように小さくてもよく花を咲かせるものや、アマチャなどがいいですね。セイヨウアジサイは、おもに鉢植え用とされていますが、庭に植えても美しいものです。

◆「ガクアジサイ」は、関東南部から伊豆地方に自生し、小さい両性花が中央にあり、蕚片と花弁は5個で雄しべ約10個、花柱は3〜4個あり、周囲に中性の装飾花があります。

セイヨウアジサイ(正式名:ハイドランジア)は、日本のアジサイを欧米で改良したもので、花色は、淡藍・青・紫・淡紅・紅・白・と多彩で、大きさも多種類あります。北米産のカシワバアジサイアナベルなども人気がありますね。

アマチャ(甘茶)は、本州、四国、九州の内陸部の山間地に自生する「ヤマアジサイ」の変種で葉に甘味成分があります。葉を煎じて飲料にした甘茶は、お釈迦様の誕生日を祝う4月8日「花祭り」には欠かせないものですね。九州の宮崎県のみに自生するヒュウガアジサイもヤマアジサイの変種です。

◆「タマアジサイ」は福島県から山梨県に分布し、葉の両面に毛があってざらつき、花の蕾は球形です。

◆「エゾアジサイ」は、北海道から本州の日本海側、九州に分布し、ヤマアジサイに比べて花は清楚で野趣に富み、茎が多角形で葉柄にうぶ毛があります。
◆アジサイに似るノリウツギは、7〜8月ごろ白い中性花と両性花が長い円錐状の花序をなして咲きます。

アジサイ「手入れのポイント」はこちら♪


  

◆新潟県・新津市にある県立植物園で「アジサイ展」が開催されている。下記からご覧下さい。

彩つどう・アジサイ展はこちら♪


  

◆「紅色のセイヨウアジサイを購入して庭に地植えすると、翌年同じ紅色が出ない」ケースが多いという。日本の土壌のほとんどが酸性土壌のためである。
◆画像は、当家・鉢植えのベニガクアジサイ「クレナイ(紅)」である。

  
  アジサイ 観てね♪

◆数年前に真紅に咲いていた子株を求め大株にもなったが、当初の花色がなかなか出ない。アルカリ土壌にすればよいことはわかるが毎年うまくいかない。今年3月の植え替え時にも灰や石灰を株元に施したが、大きな変化は見られない。

◆休眠期に鉢底の土に石灰を混入させたらどうか・・などと考えているが、石灰も多く混入すれば害もあるだろうし・・どうすれば、クレナイの紅い花が咲くんでしょうね。教えていただけるとありがたいのですが。

◆[7月25日追伸]:
アジサイ2鉢の植え替え。1鉢はベニガクアジサイ・クレナイ(紅)と、もう1鉢は、ガクアジサイ・「城ケ崎」である。城ケ崎は「花夢里にいつ(かむりにいつ)」サイトさんからいただいた。アンケートに応募して当選してしまいました!花が赤紫から青紫に変わる・・長期間花を楽しませてもらった。クレナイは今年3月植え替えたが、かなりポットバンドが回っていた。今回は鉢土に石灰を多く混入してみた。来年は紅い花が咲くだろうか・・

  
咲き始め:白色
ベニガクアジサイ
少し・・ピンク
ベニガクアジサイ
少し・・紅
ベニガクアジサイ
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